セレナが背中の故障で直前に棄権を決断、クビトバは初戦でサカーリに敗れる [ウェスタン&サザン・オープン]

WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~18日/賞金総額294万4486ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦。

 試合が始まる1時間ほど前に、第10シードで出場予定だったセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が日曜日にトロントで行われたロジャーズ・カップ決勝からリタイアすることを強いた背中の故障のために棄権を決めた。

 この故障は8月26日から始まるUSオープンで、彼女のフィットネスレベルに疑問を投じることになった。

「日曜日にメイソンにやってきて、今夜プレーする準備を整えるためにできる限り手を尽くしてきた。今朝の練習後にもまだ希望を捨てていなかったけれど、不幸なことに私の背中はまだいい状態ではない。コートに立つべきでないことはわかっている」とセレナは声明文の中で説明した。

 23度グランドスラム大会を制した実績を持つセレナは、ここシンシナティでも過去に2回優勝していた。

ウェスタン&サザン・オープン2019|PHOTOアルバム

 一方、第6シードでグランドスラム大会優勝歴2回のペトラ・クビトバ(チェコ)は雨による中断にうまく対処できず、初戦となった2回戦でマリア・サカーリ(ギリシャ)に4-6 6-2 3-6で敗れた。

 セレナとクビトバは、火曜日に棄権するか敗れるかして姿を消した6人のシード選手の一角だった。

 39歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が前年度覇者で第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に6-3 3-6 7-6(4)で競り勝つ番狂わせを演じ、3回戦に駒を進めた。

 1回戦の試合では、第13シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がアネット・コンタベイト(エストニア)に6-7(7) 2-6で、第15シードのワン・チャン(中国)はシェイ・スーウェイ(台湾)に3-6 4-6で敗れた。

 2013年覇者でオーストラリアン・オープンで2度優勝した実績を持つビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が左足の故障で途中棄権したため第2セットを最後まで行わずして2回戦に進んだ。ベンチッチが棄権を決めたとき、アザレンカは6-4 1-0でリードしていた。

 また、第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)は2017年覇者でグランドスラム大会で2度の優勝経験を持つガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に6-7(4) 7-6(5) 6-4で競り勝った。

 そのほかの試合では、ソフィア・ケネン(アメリカ)、ドナ・ベキッチ(クロアチア)、ジェン・サイサイ(中国)、ダリア・カサキナ(ロシア)らが2回戦に勝ち進んだ。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はペトラ・クビトバ(チェコ)
MASON, OHIO - AUGUST 13: Petra Kvitova of Czech Republic serves to Maria Sakkari of Greece during Day 4 of the Western and Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 13, 2019 in Mason, Ohio. (Photo by Rob Carr/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles