大坂なおみはケニンとの準々決勝を途中棄権、世界1位陥落の危機 [ウェスタン&サザン・オープン]
WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~18日/賞金総額294万4486ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝でソフィア・ケニン(アメリカ)と対戦した第2シードの大坂なおみ(日清食品)は、第3セット途中でリタイアした。
第1セットを4-6で落とした大坂は第2セットを6-1で取り返したが、第3セット0-2とされた時点で棄権した。試合時間は1時間30分。
シンシナティに2年連続3度目の出場となった大坂は、今週の初戦に勝つまで本戦未勝利だった。初めてメインドローでプレーした昨年は、1回戦でマリア・サカーリ(ギリシャ)に3-6 6-7(8)で敗れていた。
この結果でケニンは、大坂との対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。両者はこれまでにクレーコートで2度対戦し、初対戦だった2014年1月のベロビーチ(ITF2.5万ドル)の予選はケニンが6-4 7-5で、昨年5月のフレンチ・オープン(フランス・パリ)の1回戦では大坂が6-2 7-5で勝っていた。
今大会での大坂は、初戦となった2回戦でアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を7-6(3) 2-6 6-2で、3回戦ではシェイ・スーウェイ(台湾)を7-6(3) 5-7 6-2で破って8強入りを決めていた。
2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得。今年1月にはオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム2大会連続制覇の偉業を達成し、世界ナンバーワンの座に就いた。
ケニンは準決勝で、第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)とビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)の勝者と対戦する。
世界ランク3位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と同1位の大坂が敗れたため、2位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は決勝に勝ち進んだ時点で世界ナンバーワンの座に返り咲くことが確定する。
先に行われた準々決勝で、第1シードのバーティがマリア・サカーリ(ギリシャ)を5-7 6-2 6-0で破り、第3シードのプリスコバはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)に6-3 6-7(2) 3-6で敗れていた。
※写真は準々決勝で対戦した大坂なおみ(日清食品/左)とソフィア・ケニン(アメリカ)
MASON, OHIO - AUGUST 16: Naomi Osaka of Japan retires in the third set of her match against Sofia Kenin during the Western & Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 16, 2019 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)
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