ジョコビッチらが準決勝へ、快進撃の西岡良仁は無念の棄権 [ウェスタン&サザン・オープン]

ATPツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月11~18日/賞金総額673万5690ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がルカ・プイユ(フランス)を7-6(2) 6-1で退け、2年連続でのタイトルに向けてまた一歩前進した。

 彼は準決勝で、第9シードのダニール・メドベデフ(ロシア)と対戦する。メドベデフはこの日、予選から勝ち上がった同胞のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-2 6-3で下して4強入りを決めた。

 第2セットでのジョコビッチは自らのサービスゲームでたじろぎ、4-1リード後のコートチェンジの際に肘の上下の筋肉にマッサージを受けた。彼はこの問題があったにも関わらずブレークに成功し、次のゲームをキープして試合を終わらせた。

「何とか試合を終えることができた」とジョコビッチはほっとした様子を見せた。

「肘の辺りがちょっぴり硬くなっていたんだが、明日にはよくなっているよう願うよ」

ウェスタン&サザン・オープン2019|PHOTOアルバム

 予選から勝ち上がって夢の快進撃を続けていた日本の西岡良仁(ミキハウス)は、食当たりによる体調不良で棄権を余儀なくされた。

 今大会での西岡は、自分のヒーローと呼んでいた第6シードの錦織圭(日清食品)、アレックス・デミノー(オーストラリア)らを倒し、ATPマスターズ1000の大会で初めて準々決勝に進出していた。

 戦わずして勝利を手にした第16シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は準決勝で、第11シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を7-6(2) 3-6 6-2で破って勝ち上がったリシャール・ガスケ(フランス)と対戦する。

 ガスケは鼠径部の故障で1月に手術を受け、7月29日にはここ9年でもっとも低い世界ランク68位にまで落ち込んでいた。彼がマスターズ大会で準決勝に戻ってきたのは、2013年マイアミ以来のこととなる。

 同大会で7度優勝している第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が木曜日のルブレフ戦で驚きの敗戦を食らい、男子のドローでまだ勝ち残っている上位シード選手はジョコビッチだけとなっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
CINCINNATI, OH - AUGUST 16: Novak Djokovic (SRB) returns the ball during the Western & Southern Open at Lindner Family Tennis Center on August 16th, 2019 in Mason, Ohio. (Photo by Ian Johnson/Icon Sportswire via Getty Images)

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