「USオープン」(8月26日〜9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)開始2日前の練習で、前年度覇者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は青いシューズと白いソックスを脱ぎ、トレーナーに右足を診てもらっていた。彼はさらに少ししてから、もう一度同じことをした。

 それからルイ・アームストロング・スタジアムで、2014年大会準優勝者の錦織圭(日清食品)とともに行った練習の終わり頃に、ジョコビッチはダッシュを中断してボールの手前で止まり、右脚を持ち上げて顔をしかめ、左脚でケンケンのような動作をした。

 心配するようなことは何もない、とジョコビッチはのちに大会前の記者会見の際に断言した。それはただの靴擦れだと。

「どうってことないよ」とジョコビッチは表現した。

「誰にだってあるようなものだ。大会の展望に懸念をもたらすような深刻な問題ではない」

 今年最後のグランドスラム大会が始まる月曜日に、ジョコビッチはアーサー・アッシュ・スタジアムでロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と1回戦を戦う。26歳のカルバレス バエナは、キャリア最高ランキングが72位の選手だ。

  カルバレス バエナのキャリア戦績は43勝50敗で、グランドスラム大会では2勝7敗となっている。彼は昨年本戦に初出場し、2回戦で負けたUSオープンでは1勝1敗だ。

 一方のジョコビッチはグランドスラム大会でのここ34試合で33勝しており、ここ5つのグランドスラム大会のうち4大会で優勝を遂げた。おかげで32歳の彼のグランドスラムでのタイトル数は「16」となり、18度優勝のラファエル・ナダル(スペイン)、最多優勝記録を持つ20度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)にかなり迫ることになった。

 このふたりに追いつこうと努めることについて、ジョコビッチは意欲を隠そうとはしていない。

「僕がテニスをどう見ているか、どうアプローチしているかにおいて、肝心なのはグランドスラム大会だ。それがもっとも重要なものだからね」とジョコビッチは明言した。

「だから僕はグランドスラム大会で自分のベストテニスをしようと努めるし、それを目標としている」


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