アメリカ・ニューヨークで開催されている「USオープン」(8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス2回戦。ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)にとって、数日前の1回戦で失ったのと同じ数のゲームを2回戦で落とすのに、5分しかかからなかった。

 そして最終的には第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に対して興味深い戦いを見せたとはいえ、39歳のビーナスはその雨模様の水曜日の午後、ルイ・アームストロング・スタジアムの閉じた屋根の下で自分に熱い声援を送る観客たちの前で試合の主導権を握ることができないまま4-6 4-6で敗れた。

「ありがとう、みんな」と7月のウインブルドンで準決勝に進出していたスビトリーナはオンコートインタビューで観客たちに向かって言った。

「たとえ、あなたたちが私を応援していなかったとしても」

 39歳のビーナスは、ツアーでもっとも人気のあるプレーヤーの一角を占めている。彼女は2度、USオープンで優勝した----それは2000年と2001年のことだ。彼女はまた5度ウインブルドンのシングルスで優勝し、妹セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と組んだダブルスで「14」のグランドスラム・タイトルを獲得している。世界ランキングで1位にもなった。

 彼女はテニス界で女子が男子と同額の賞金を得られるようにするために戦い、このスポーツの発展のために尽力する最たる選手のひとりとなった。

「コート内外で彼女がやっているのは、本当に素晴らしいことよ」とスビトリーナはコメントした。

「皆にとっての、本当に大きなインスピレーションだわ」

 現在のビーナスは世界ランク52位で、月曜日の1回戦でジェン・サイサイ(中国)を6-1 6-0で倒したときには素晴らしい調子であるように見えた。

 反対にスビトリーナと対戦したビーナスはすぐに0-2とリードされ、次々とアンフォーストエラーをおかし、その数は第1セットだけで23本におよんだ。のちに彼女はミスの数を減らしたが、それだけでは十分ではなかった。

 第2セットでのビーナスは3-0とリードしていたが、そこからスビトリーナが5ゲームを連取。ビーナスは15分かかった白熱した3-5からのゲームで5つのマッチポイントをしのいだものの、それは事を少しばかり延長したに過ぎなかった。というのも、次のゲームでスビトリーナが自分のサービスをキープし、勝利を確定させたからである。

 ビーナスにとって、グランドスラムで3回戦より前に敗退するのは、8大会連続のこととなる。

「ここで早く終わらなければならない、というのは悲しいことだわ」と彼女は肩を落とした。

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はUSオープン2回戦で敗れ、コートを去るビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)
2019 US Open Tennis Tournament- Day Three. Venus Williams of the United States leaves the court after her loss against Elina Svitolina of the Ukraine in the Women's Singles Round Two match on Louis Armstrong Stadium at the 2019 US Open Tennis Tournament at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 27th, 2019 in Flushing, Queens, New York City. (Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)


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