アメリカ・ニューヨークで開催されている「USオープン」(8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス3回戦。

 試合直前のTVインタビューで「左肩の調子はどうか」と聞かれたノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、簡潔にこう答えた。

「僕はここにいる。さあプレーしよう」

 それから彼は黒と白のラケットバッグを問題の肩にかけてアーサー・アッシュ・スタジアムのコートに歩み入り、あたかも皆に準備万端であることを保証するかのように問題の腕を振って観客の声援に答えた。

 ひとたび試合が始まると、USオープンの前年度覇者である第1シードのジョコビッチは間違いなく何の問題も抱えていないように見えた。

 そしてデニス・クドラ(アメリカ)に対する6-3 6-4 6-2の勝ち試合の終わりまでに、ジョコビッチには体調が改善したことを宣言する準備ができたようだったのだ。

「ほとんど痛みを感じずにプレーできた」と彼はコメントした。

「大きく改善したよ」

 この勝利で彼は、USオープンで12回連続となる4回戦進出を決めた。

 2日前、これに先立つ試合で彼はエンドチェンジの際に何度もトレーナーを呼び、左肩に治療を受けて、いかに肩が痛むかについてずっと文句を言っていた。試合後の記者会見で痛み止めの注射をしたのかと聞かれたジョコビッチは、詳細については話したくないと言っていた。

「プレーできるようにするために、ここ数日に多くのことをやった」と彼は語った。

 ジョコビッチは木曜日、問題を抱えた関節を休めるため練習をスキップした。彼は右利きだが、両手打ちバックハンドとサービスのトスのときに左腕を使っている。

 クドラ戦前のウォームアップで、ジョコビッチは練習コートの外にいた誰かと言葉を交わしたのだが、のちにそれがプレーする意欲を燃え上がらせたのだとほのめかした。

「彼は僕を助けてくれたって訳だ」とジョコビッチは明かした。

「彼は僕を助けたかった訳じゃなかったかもしれないが、結果的に助けてくれたのさ。それも大いに!」

 試合の序盤、ジョコビッチは世界ランク111位のクドラに対し、おそらく肩を守るために片手打ちバックハンドでスライスを何度も打った。だが最終的には、いつもの両手打ちバックハンドを深く打ってポイントを取った。


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