19歳アンドレスクがグランドスラム本戦4大会目で頂点に、セレナはまたも決勝で敗れる [USオープン]

今年最後のグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第15シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-3 7-5で倒し、グランドスラム初優勝を果たした。試合時間は1時間39分。

 グランドスラムの本戦に4度目の出場となった19歳のアンドレスクは、今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)での2回戦進出がこれまでの最高成績だった。全米は2017年と18年に参戦したが、いずれも予選1回戦で敗れていた。

 今シーズン躍進を遂げたアンドレスクは、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初タイトルを獲得し、先月には地元カナダのトロント(WTAプレミア5/ハードコート)で2勝目を挙げて今大会を迎えていた。

USオープン2019|トーナメント表

 この結果でアンドレスクは、セレナとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は4週間前にトロントの決勝で顔を合わせたが、セレナが背中の故障で途中棄権していた。

 今大会でのアンドレスクは、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のケイティ・ボリネッツ(アメリカ)を6-2 6-4で、2回戦でラッキールーザーのキルステン・フリプケンス(ベルギー)を6-3 7-5で、3回戦で第19シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-4 6-4で、4回戦で予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)を6-1 4-6 6-2で、準々決勝で第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を3-6 6-2 6-3で、準決勝では第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を7-6(3) 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 昨年の決勝で大坂なおみ(日清食品)に2-6 4-6で敗れて準優勝に終わっていた37歳のセレナは、これでグランドスラム決勝で4連敗となった。

 史上最多記録を持つマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ24回目のグランドスラム制覇を目指していたセレナは、出産前の2017年オーストラリアン・オープンを最後に優勝から遠ざかっている。

※写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ/左)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/右)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 07: Bianca Andreescu of Canada is congratulated by Serena Williams of the United States after winning the Women's Singles final match on day thirteen of the 2019 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 07, 2019 in the Queens borough of New York City. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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