マテック サンズとジェイミー・マレーがミックスダブルスの地位向上を訴える [USオープン]
今年最後のグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の大会13日目。
USオープンのミックスダブルスを制したふたりは、他のダブルス優勝者たちと同じ額の賞金を受け取りたいと考えている。
ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したベサニー・マテック サンズ(アメリカ)とジェイミー・マレー(イギリス)はミックスダブルスのタイトルを防衛し、それから賞金の増加を訴えた。
男子と女子のダブルス優勝者は74万ドル(ふたりで分ける)を獲得するが、ミックスダブルスの優勝賞金は16万ドルに過ぎない。
「もっと近い額であるべきだと思うわ」とマテック サンズは訴えた。
「ミックスダブルスは、過小評価されている。男子と女子がハンディキャップなく、同じレベルでプレーしているのよ。男子は女子に申し訳なく思ったりしてはいない。女子が男子を攻めたりもする。概して素晴らしいテニスが行われているのよ。驚くべきポイントがある。男子と女子が一緒にプレーするって、そう多くのスポーツで行われていないことだと思うわ」
ダブルスのスター選手のひとりであるマレーは、「ダブルスは、アマチュアテニスの基盤だと思う」と意見を述べた。
「我々のスポーツの大きな一部をなしている。現在よりもずっと大きな価値を、これらの大会に与える可能性を擁していると思うんだ」
マテック サンズとマレーは、USオープンのミックスダブルスで2連覇を果たした1981年と82年のアン・スミス/ケビン・カレン(ともにアメリカ)以来のペアだ。マレーはマルチナ・ヒンギス(スイス)と組んで始めた2017年から、3年連続でフラッシングメドウのミックスダブルスを制した初の男子プレーヤーとなった。
マレーがグランドスラム大会のミックスダブルスで優勝したのはこれで5度目で、マテックサンズにとっては3度目となる。
「私は彼に、優勝杯からシャンペンを飲ませるわ。それからピザを食べるつもり」とマテックサンズは話した。
(APライター◎ダン・ゲルストン/構成◎テニスマガジン)
※写真はミックスダブルスで2連覇を達成したベサニー・マテック サンズ(アメリカ/左)とジェイミー・マレージェイミー・マレー(イギリス/右)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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