上地結衣は2年連続準優勝、デ グロートが大会連覇 [USオープン・車いすの部]

今年最後のグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に6-4 1-6 4-6で敗れた。試合時間は1時間46分。

 22歳のデ グロートがグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、今年6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)に続いて7度目となる。

 全米に3年続6度目の出場となった上地は、これまでにシングルスのタイトルを2度(2014年、17年)獲得。連覇を目指した昨年は、決勝でデ グロートに2-6 3-6で敗れていた。

2019年車いすテニス|PHOTOアルバム

 この結果でデ グロートは、上地との対戦成績を14勝14敗のタイに追いついた。今季のグランドスラムでは6月のロラン・ギャロス決勝で対戦し、デ グロートが6-1 6-0で勝っていた。

 今大会でのデ グロートは、1回戦でサビーネ・エラルブロック(ドイツ)を6-1 6-0で、準決勝ではダナ・マシューソン(アメリカ)を6-3 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 アニーク・ファンクォト(オランダ)とのペアで第1シードとして出場しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、単複2冠をかけたエラルブロック/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)との決勝を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、シングルスでアルフィー・ヒュウェット(イギリス)とデ グロートがともに初優勝。男子ダブルスではヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)が2連覇、女子ダブルスはデ グロート/上地が制した。

※写真は車いすの部の女子シングルスで2連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行/左)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 08: Yui Kamiji of Japan (L) and Diede De Groot of the Netherlands pose for a photo with their trophies following the Wheelchair Women's Single's final on day fourteen of the 2019 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 08, 2019 in the Queens borough of New York City. (Photo by Emilee Chinn/Getty Images)

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