「逃亡犯条例」改正案の反対運動のため、香港でのWTAツアー開催の延期を発表
香港オープンが同地区で広く行われている抗議運動のため、無期限に延期されることになった。
大会は10月5日から13日にかけて、ビクトリア・パークの屋外ハードコートで開催されることになっていた。大会開催者は現状を踏まえて大会は延期されると説明したが、新しい日時がいつになるかの説明はなかった。
香港で罪を犯した容疑者が裁判のため中国に送還されることを許す「逃亡犯条例」改正案に対する反対運動が活性化したこの夏は、香港を激しく揺り動かした。
「現在の(国内)情勢を鑑み、香港テニス協会とWTAは2019年香港テニス・オープン延期を発表いたします」と声明文の中で大会開催者は述べた。
「我々はすべての参加者、選手、そして何よりファンたちにとって、高い水準を維持するために日夜励んでいます。しかしながら主要な大会出資者たちと密な話し合いを行った結果、大会のスムースな運営を保証するにはより遅い時期に開催した方がよいという結論に達しました」
とはいえ、それでなくても日程の込み合ったプロテニスのカレンダーの中で、延期開催は不可能であるように見える。
もし大会が1週間以上遅れれば、それはシーズン末の重要な2大会である「WTAエリート・トロフィー」と「WTAファイナルズ」とバッティングしてしまう。そしてその少しあとにはフランス対オーストラリアのフェドカップ決勝が控えている。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は2014年の大会が行われたセンターコートの様子
HONG KONG - SEPTEMBER 14: Sabine Lisicki of Germany in action against Karolina Pliskova of Czech Republic duting the Hong Kong Tennis Open final match on September 14, 2014 in Hong Kong, Hong Kong. (Photo by Victor Fraile/Getty Images)
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