「対戦できるのはうれしい。何も失うものはない!」 2回戦で大坂と対戦するトモバ [東レPPO]

国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/大阪府大阪市・ITC靱テニスセンター/本戦9月16~22日/賞金総額82万3000ドル/ハードコート)の本戦が始まり、初日はシングルス1回戦6試合とダブルス1回戦1試合が行われ、大坂なおみ(日清食品)の初戦の相手がビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)に決まった。

 アリゼ・コルネ(フランス)との予選勝者同士の対決を2時間50分に及ぶ死闘の末に4-6 6-3 6-2で制した。3日連続でのフルセットだが、体力面は心配ないという。

「予選2試合はそこまでではなかったけど、今日の試合はとてもきつかった。コルネがどんなボールも返してくるから、ラリーが長くしんどかった。明日は1日オフがあるから、嬉しい。しっかり回復して2回戦に臨みたい」

試合後の記者会見で大坂戦に向けての抱負を語るトモバ(写真◎東レPPO)

 次戦の相手となる大坂については一目置いているという。

「彼女は偉大な選手であることをUSオープン優勝などで証明した。トップ10のすごい選手なのでリスペクトしている。それほどいい選手と彼女と対戦できることはうれしいし、何も失うものはない。自分のベストを再び見せ、全力でぶつかるだけ」

 自身のプレースタイルについては、「私の武器は安定感だから、一発で決めるのではなく、ポイントをセットアップするのに何度かラリーを続ける必要がある。ドロップショットも得意で正確なバックハンドが武器」と語った。

 大坂との試合は完全アウェーになると予想されるが、それよりも対戦できる喜びの方が大きいようだ。

「日本人はみんな私にとても親切にしてくれる。これがブルガリアなら逆になるし、みんなが彼女を応援するのは当然のこと。それは気にせず、自分のプレーに集中して試合を楽しみたい。トップ10選手と対戦できるのは、毎日訪れるようなチャンスじゃないから!」

※トップ写真はアリゼ・コルネとの対戦で得意のバックハンドを放つビクトリヤ・トモバ(写真◎浅尾心祐/SHINSUKE ASAO)

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