バーティがマルティッチを振りきり、サバレンカとの前年同一カードの準決勝へ [武漢オープン]

WTAツアー公式戦の「武漢オープン」(WTAプレミア5/中国・武漢/9月22~28日/賞金総額282万8000ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)がペトラ・マルティッチ(クロアチア)を7-6(6) 3-6 6-3で下し、3年連続となるベスト4進出を決めた。

 バーティは第1セットで15ポイントを連取して4-1とリードを奪ったが、そこからマルティッチが反撃に転じた。バーティはタイブレーク5-6からセットポイントを凌ぐことを余儀なくされながらも何とかこのセットを奪取したが、第2セットでは13本のアンフォーストエラーを犯してマルティッチがタイに持ち込んだ。

 マルティッチはその勢いに乗って第3セットの最初のゲームでもブレークを果たしたが、バーティはすぐにブレークバックに成功。さらに5-3とリードを広げると、最後はサービスキープで締めくくった。

「どちらに転んでもおかしくない試合だったと思うわ」とバーティは振り返った。

「最後の自分の戦いぶりをうれしく思う。第3セットでは、サービスゲームで彼女に大いにプレッシャーをかけることができた」

武漢オープン2019|PHOTOアルバム

 準決勝は昨年と同じカードとなり、バーティは前年度覇者で第9シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対決することになった。サバレンカはこの日、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエレナ・リバキナ(カザフスタン)を6-3 1-6 6-1で退けた。

「彼女(バーティ)は現在ナンバーワンよ。面白い試合になるでしょうね。間違いなく厳しい試合になるでしょうけど、私は楽しみにしているわ」とサバレンカは次戦を見据えた。

 ドローの反対側では、2度武漢オープンで優勝した経験を持つ第5シードのペトラ・クビトバ(チェコ)がデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-2 6-4で下し、やはり準決勝に駒を進めた。

 クビトバは次に、ノーシードのアリソン・リスク(アメリカ)と対戦する。リスクはこの日最後の試合で、第3シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-1 6-3で倒して勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)
WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 26: Ashleigh Barty of Australia celebrates after the match against Petra Martic of Croatia on Day 5 of 2019 Dongfeng Motor Wuhan Open at Optics Valley International Tennis Center on September 26, 2019 in Wuhan, China. (Photo by Tao Zhang/Getty Images)

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