度々問題を起こすことで知られるニック・キリオス(オーストラリア)が、ATPから16週間の活動停止を言い渡された。先月のシンシナティで起きたキリオスの悪質な振る舞いに関し、調査と審議が行われていた。

 ウエスタン&サザン・オープンの2回戦で、キリオスは審判を罵倒し、無断でコートを離れるとロッカールームに続く廊下で2本のラケットを叩き折った。この一件で彼は総じて8つの違反行為のため、大会後にATPから11万3000ドルの罰金を科せられていた。

 キリオスの行為を密に調査したATPは、『プレーヤーの重大な違反行為』規定に則って、「彼は悪質な違反行為を犯した」という結論に達した。ただし、この処罰は執行猶予付きだ。

 ツアーは彼に2万5000ドルの罰金と16週間の活動停止処分を科したが、処分は彼が来たる6ヵ月の間に同じような悪質な行為をした場合のみ執行される。彼は大会でプレーし続けながらメンタルコーチからの指導を受け続けなければならず、オフシーズンには行動心理学などに通じた行動管理の専門家から追加的指導を受けることを義務付けられる。

 ATPはまた、キリオスがUSオープンの最中に一部のメディアに対して発した「ATPはかなり腐敗している」というコメントについても調査した。しかし、この言葉は“重大な違反行為”ではないと判断されたため、さらなる処罰は科さなかったと説明した。

 この発言が大騒ぎを巻き起こしたあとに、「ATPの規則の適応の仕方が(全選手に対して)平等ではないと言いたかったのであり、『腐敗している』という言葉の選択は正しくなかった」とキリオスは弁明していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はUSオープンでのニック・キリオス(オーストラリア)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 31: Nick Kyrgios of Australia reacts during his Men's Singles third round match against Andrey Rublev of Russia on day six of the 2019 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 31, 2019 in Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)


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