ブブリクがディミトロフとの接戦に勝利、シャポバロフらとともに準決勝へ [成都オープン]

ATPツアー公式戦の「成都オープン」(ATP250/中国・四川省成都/9月23~29日/賞金総額121万3295ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、22歳のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がふたつのマッチポイントをセーブし、35本のサービスエースを決めた末に第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を5-7 7-6(9) 7-6(3)で倒す番狂わせをやってのけた。

 自身キャリア2度目となるATPツアー準決勝に進出したブブリクは、同時にディミトロフのツアーにおける300試合目の勝利を阻んだ。

2019年ATPツアー表彰写真|PHOTOアルバム

 第2セットのタイブレークでブブリクはディミトロフにマッチポイントを2本握られたが、巻き返して3つ目のセットポイントをものにした。第3セットで3-0とリードした彼は5-4からのマッチポイントを決め損ねたが、もつれ込んだタイブレークで5-0とリードを奪って最終的にこの競り合いから勝者として抜け出した。

「僕にとって素晴らしい1週間になっているよ。そしてグリゴールを倒すというのは、僕にとって素晴らしい成果だ」とブブリクはコメントした。

「第2セットのタイブレークは厳しかった。マッチポイントを握られているということは考えなかったよ。ただ自分のテニスをし、いいサービスを打つことだけに気持を集中させていたんだ」

 ブブリクは準決勝で、ラッキールーザーながらここまで勝ち上がった同じ22歳のロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。ハリスはこの日の準々決勝でジョン・ソウザ(ポルトガル)に6-7(5) 6-3 6-4で逆転勝ちし、ツアーレベルでは自己初となる4強入りを決めた。

 第8シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)はイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)を6-4 3-6 6-3で下し、今季3度目の準決勝へ駒を進めた。彼は次のラウンドで、クリスチャン・ガリン(チリ)を7-5 6-2で破って勝ち上がったパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はマイアミの大会でのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)
MIAMI GARDENS, FLORIDA - MARCH 21: Alexander Bublik of Kazakhstan returns a shot to Tennys Sandgren of the United States during Day 4 of the Miami Open Presented by Itau at Hard Rock Stadium on March 21, 2019 in Miami Gardens, Florida. (Photo by Michael Reaves/Getty Images)

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