30代からのシニア強化プログラム(2)担当は丸山淳一コーチ「厚い当たりのフォアハンド」

30歳以上のスポーツ愛好家なら誰でも参加できる世界大会が「ワールドマスターズゲームズ」。4年に一度の大会が、2021年に日本にやって来ることになった! 関西全域で行われるこの大会をひとつの目標に、テニマガ・テニス部は「30代からの強化プログラム」を始動。第2弾の今回は、丸山淳一コーチと厚い当たりのフォアハンドを追求していこう。「普段、薄いグリップでフォアハンドを打っていて、厚いグリップのフォアハンドに変えたいと考えている方」「かつて薄いグリップのフォアハンドの指導を受け、その後、厚いグリップのフォアハンドに変更したものの悩みを抱えている方」を想定して進める。そのような現状の読者代表3名(テニマガ・テニス部)に実際にコートにお集まりいただき、丸山コーチと、いざ改良に挑戦!【2019年4月号掲載】

指導◎丸山淳一 写真◎小山真司、BBM 取材協力◎スポル品川大井町テニスコート


まるやま・じゅんいち◎1965年4月8日、東京都生まれ。早稲田大学時代の88年にインカレ準優勝。95、96年全日本選手権混合複連覇。元デビスカップ日本代表選手。現役引退後は杉山愛(95~99年)、岩渕聡(00~03年)を指導。その間、フェドカップやシドニー五輪の日本代表コーチとしても活躍した。現在は森田あゆみプロ、
内藤祐希プロ、早稲田大学テニス部のコーチを務める。書籍『テニスの戦い方〜7本目までに決着をつける攻撃』(ベースボール・マガジン社)が好評発売中

左から鈴木さん、石橋さん、丸山コーチ、藤江さん

今回参加した読者代表のみなさん(テニマガ・テニス部)

藤江 寛さん(57歳/東京都)

現在のストローク状況(自己評価)

物心ついた頃からシェイクハンドグリップ(握手するようなグリップ、薄めのグリップ)です。スピン全盛期に、それほど厚くないグリップで37年も頑張ってきましたが、年下相手に打ち負けることが多くなり、グリップの改善を望んでいました。現状でも少しはスピンがかかっているようですが、相手に打ち負けない厚いグリップから繰り出す強烈なトップスピン獲得を夢見ています。

鈴木知道さん(50歳/千葉県)

現在のストローク状況(自己評価)

このレッスンはまさに私のためのもの!と思いました。中学から大学までの8年間、軟式テニスをやっており、硬式テニスを始める際は「硬式は薄いグリップで打つもの」という思い込みがあったため、中途半端に薄いグリップになりました。それで、どフラットか、かすれた当たりになってしまい、フォアに苦手意識ができました。断続的に15年以上は硬式を続けてきて、徐々に厚い握りになってきたのですが、気づくとイースタンに戻っていることもあります。そのため安定した厚い当たりではなく、スピンが十分得られていません。ミスのない、攻撃力のあるフォアが打てるようになりたいと切実に思っています。

石橋武史さん(44歳/東京都)

現在のストローク状況(自己評価)

イースタングリップでフラット系の球質です。ていねいで安定はしていると思っているのですが、力強く叩くのが苦手です。もっと厚い当たりで攻撃力をアップさせたいです。何度か厚いグリップを試しましたが、今ひとつ馴染めず、気づけば元に戻ってしまいます。それでも厚いグリップを我慢して続けるべきか、変え方が悪いのか、グリップは今のままで改善できるものなのか、などが知りたいです。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles