バーティがバーテンズとの接戦を制す、大坂は2大会連続決勝進出 [チャイナ・オープン]

WTAツアー公式戦の「チャイナ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/中国・北京/9月28日~10月6日/賞金総額828万5274ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第4シードの大坂なおみ(日清食品)と対戦することになった。

 フレンチ・オープン優勝者のバーティが第8シードのキキ・バーテンズ(オランダ)を最終的に6-3 3-6 7-6(7)で倒す前に、ふたりは第3セットでブレークを交わし合った。

「私たち双方のプレーの質は、ときに並外れていたわ」とバーティは振り返った。彼女はコーチングスタッフの新しいメンバーを信頼しており、ここ18ヵ月に成し遂げた上達はよりよいフィジカルコンディションとメンタル的姿勢のおかげだと説明した。

「最後までファイトし、踏ん張り続けることができてかなりうれしく思っているわ」と彼女は言い添えた。

チャイナ・オープン2019|PHOTOアルバム

 一方の大坂は、前年度覇者で第16シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6-4 6-2のストレートで退けた。

 この試合での大坂は、手にした5つのブレークポイントのうち3本をものにし、重要な瞬間に強さを発揮した。反対にウォズニアッキは、7度ブレークポイントを手にしながらひとつも取ることができなかった。

試合後に握手を交わす大坂なおみ(日清食品/左)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク/右)
BEIJING, CHINA - OCTOBER 05: Caroline Wozniacki of Denmark congratulates to Naomi Osaka of Japan during the Women's singles Semifinals of 2019 China Open at the China National Tennis Center on October 5, 2019 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

「自分のサービスに混乱させられたわ」と大坂は試合後に語った。ストレート勝ちの過程で大坂がファーストサーブからのポイントの76%を取った一方で、ウォズニアッキは58%にとどまった。

「ファーストサーブの確率はすごく低かったけど、入ったときには大きな助けになっていたと言える思う」

 生まれ故郷である日本の大阪で開催された東レ パン・パシフィック・オープンで優勝した大坂は、2大会連続で決勝に進出したことになる。

 彼女が自分自身で「非常に多くのアップダウンがあった」と表現した一年で抱えていた疑念を、アジアの連戦でのパフォーマンスが一掃してくれるよう願っていると話していた。

「私はある意味でまだ、自分が“アンダードック”だと感じている。そういう立場は大好きなの」と大坂はコメントした。(C)AP(テニスマガジン)

※トップ写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)
BEIJING, CHINA - OCTOBER 05: Ashleigh Barty of Australia returns a shot against Kiki Bertens of Netherlands during the Women's singles Semifinals of 2019 China Open at the China National Tennis Center on October 5, 2019 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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