国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月30日~10月6日/賞金総額204万6340ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝は、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選から勝ち上がってきたジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-3 6-2のストレートで下し、初出場初優勝を飾った。

 圧巻の強さだった。サービスゲームではブレークポイントを一度も与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功し、69分で試合を終わらせた。ミルマンも決して悪くはなかったが、その実力差は明らかだった。

「一週間とてもよいプレーができたし、トロフィーも手に入れることができた」とジョコビッチ。USオープンは4回戦の試合途中で左肩の痛みを訴えて棄権した。楽天オープンに間に合うかどうかは「微妙だった」というが、故障明けとは思えない最高のプレーで日本のファンの期待に応えた。

 大会初出場は来年の東京五輪を見据えてのものでもあった。「サーフェスや会場の雰囲気もわかったし、居心地のよさも感じることができた。いい経験ができた」とジョコビッチが笑う。全豪、マドリッド、ウインブルドンに次ぐ今季4勝目を手に入れ、次の戦いの地である上海へ向けて旅立った。

 準優勝に終わったミルマンだが、予選1回戦で3つのマッチポイントを握られていたことを考えれば、夢のような一週間だったろう。「打ち合いでは負けていなかったと思う。でも今日はサービスで大きな差があった」と決勝を振り返った。

画像: 予選から決勝まで進んだミルマン

予選から決勝まで進んだミルマン

 これまで何度も来日しているミルマンだが、意外にも楽天オープンは初出場だった。餃子が大好物の親日家が真面目な顔で話す。「ジョコビッチは最高の選手だし、フェデラー、ナダルもそうだ。この3選手と同じ時代に戦えていることに感謝しなければならない。この3人は伝説の選手たちだからね」と敗れても笑顔だった。

 優勝したジョコビッチはATP500ポイントと優勝賞金39万1430ドル(約4186万円)、準優勝のミルマンはATP300ポイントと準優勝賞金19万6590ドル(約2102万円)を獲得した。

※写真は優勝スピーチを行うノバク・ジョコビッチ(セルビア)
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA


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