国内最大のジュニア国際大会「大阪市長杯 世界スーパージュニアテニス選手権大会」(ITFグレードA/大阪府大阪市・ITC靱テニスセンター/本戦10月14~20日/ハードコート)は本戦6日目、雨の予報は幸いにも外れて本来の予定通りに靭テニスセンターで男女のシングルス準決勝およびダブルス決勝が行われた。

女子決勝見どころ

1ディアンヌ・パリー(フランス)[1] vs 48アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)[4]

 ここまで1セットも落としていない第1シードの17歳パリーと、第4シードの14歳エアラとの初対戦。昨年11月にメキシコでグレードAの初タイトルを手にしたパリーは、すでにプロツアーでも経験を積んでいる。今年はフレンチ・オープンとUSオープンにワイルドカードで出場し、全仏では初戦を突破した。ダブルスでは14歳の頃からフレンチ・オープンに出場し、今年はフィオナ・フェロ(フランス)と組んで3回戦に進出している。女子では珍しい片手打ちのバックハンドが印象的で、スライスとトップスピンを巧く使い分ける。しかし「まだ武器とはいえない。フォアハンドのほうが得意」と話す。

 一方のエアラは左利き。フィリピン出身というのが興味深い。現在、WTAツアーにフィリピン人のランカーはおらず、ATPでも1400位以下に3名の名があるだけだ。そんな国から現れた変わり種は、昨年初めに『ラファ・ナダル・アカデミー』のスカウトの目に止まり、1年前からスペインのマヨルカに拠点を移した。先月、南アフリカのケープタウンでグレードAのタイトルを獲得するなど、14歳にして著しい活躍を見せている。

「本当にすばらしい環境です。技術もメンタルも、あらゆる面で成長を感じています」

 14歳5ヵ月のエアラが優勝すれば、2004年に14歳3ヵ月で優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に次ぐ大会史上2番目に若いチャンピオンとなる。

<プロフィール>

ディアンヌ・パリー(フランス)

画像: ディアンヌ・パリー(フランス)(撮影◎石井愛子 / AIKO ISHII)

ディアンヌ・パリー(フランス)(撮影◎石井愛子 / AIKO ISHII)

2002年9月1日生(17歳)。フランス・パリ在住。ITFジュニアランキング8位/WTAランキング328位。170cm。好きな選手はロジャー・フェデラー(スイス)。趣味は音楽鑑賞。

アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)

画像: アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)(撮影◎石井愛子 / AIKO ISHII)

アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)(撮影◎石井愛子 / AIKO ISHII)

2005年5月23日生(14歳)。スペイン・マヨルカ在住。ITFジュニアランキング27位/WTAランキングなし。172cm。好きな選手はリー・ナ(中国)とシモナ・ハレプ(ルーマニア)。趣味は映画鑑賞と絵を描くこと。

(ライター◎山口奈緒美)

※トップ写真は左からアロルド・マヨ(フランス)、ジェフリー・フォン デル シュレンバーグ(スイス)、ディアンヌ・パリー(フランス)、アレクサンドラ・エアラ(フィリピン)
撮影◎石井愛子 / AIKO ISHII


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