マレーが復帰後初の決勝でワウリンカと対戦へ [ヨーロピアン・オープン]

ATPツアー公式戦の「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月14~20日/賞金総額71万1275ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が21歳のユーゴ・アンベール(フランス)を3-6 7-5 6-2で倒し、ATPツアー大会の決勝に戻ってきた。

 マレーは決勝で、彼同様3度グランドスラムで優勝したことがあるスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。第4シードのワウリンカは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のヤニック・ジンナー(イタリア)を6-3 6-2で下した。

 これはマレーにとって、1月に人工股関節置換術を受けて以降では最大の成功だ。彼はその故障のため、今年の初頭には真剣に引退を考えていた。

 彼はこの日の準決勝で、2時間22分の闘いの末にネットでの簡単なボレーのウィナーを決めて勝利を締めくくった。

2019年ATPツアー表彰写真|PHOTOアルバム

「この段階に戻ってくるまで、本当に長い道のりだった」とマレーは語った。「でもふたたびプレーし始めてから、これほど早くこのレベルに至れるとは予想していなかったよ。僕にとっては大きな驚きであり、決勝に勝ち上がることができて本当にうれしい」

 ワウリンカは新人のジンナーを倒すのに65分しか必要とせず、第1セットで0-2から挽回したあとはマレーよりもずっとスムーズに勝ち上がった。

 やはり故障で一時戦列を離れていた34歳のワウリンカは、2017年ジュネーブ・オ―プン以来のタイトルを目指している。

「スタンは素晴らしいプレーヤーだ。我々は過去に、大きな大会の重要な試合で何度か対戦してきた」とマレーはコメントした。

「実は僕の臀部の問題が始まったのは、2017年フレンチ・オープンにおける彼に対する試合でだったんだ。準決勝での非常に厳しい5セットマッチで、僕の臀部はそこから決して本当の意味で回復することはなかった。だから決勝でふたたび彼と対戦することになったというのは素敵なことだよ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は上海の大会でのアンディ・マレー(イギリス)
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 07: Andy Murray of Great Britain reacts during the match against Juan Ignacio Londero of Argentina of 2019 Rolex Shanghai Masters on Day 2 at Qi Zhong Tennis Centre October 7, 2019 in Shanghai, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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