男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10~17日/賞金総額900万ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第5シードのドミニク・ティーム(ギリシャ)を6-7(6) 6-2 7-6(4)で倒してキャリア最大タイトルを獲得し、ここ18年でもっとも若い大会優勝者となった。

 21歳のチチパスは非常に競った第1セットを落としながらすぐさま奮起し、第2セットではあっという間に4-0とリード、第3セットではティームの2-4からのカムバックを抑え込んだ。第3セットでのチチパスはやはり早い段階で果たしたブレークと3-1のリードを活かしきれずに一時追いつかれたが、タイブレークでは最後の3ポイントを連取して勝利をもぎ取った。最後のポイントは、ティームのリターンのサイドアウトだった。

「第2セットでどうやってあのようにいいプレーができたのか、自分でも見当がつかない」とチチパスは振り返った。

「こんなに大きな大会での初めての経験で、あのようにぴりぴりしながらプレーするというのは、かなりフラストレーションを感じることだった。僕は(第3セットで)先にワンブレークしたのに、そのリードを維持できず、結局、勝負はタイブレークで決められることになった。僕は自分がコート上で見せた奮闘と、この傑出したパーフォーマンスをうれしく思うし、本当にほっとしている」

 ブレイクのシーズンのあと、このトップ8による大会に初出場したチチパスは、土曜日の準決勝で第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を倒して決勝進出を果たしていた。

 彼はレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が優勝した2001年以降で、もっとも若いATPファイナルズ優勝者となった。

 ティームはグループステージで優勝歴6回のフェデラー、同5回のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の双方を倒していたが、フレンチ・オープン決勝で2度ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝に終わったあと、またも大きな決勝で敗れることになった。

「本当に競った試合だった」とティームはコメントした。「でも、テニスとはそういうものだ」。

 ATPファイナルズで新チャンピオンが生まれたのは、2016年のアンディ・マレー(イギリス)、2017年のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、昨年のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に続き、これで4年連続だ。

 この試合に先立って行われたダブルス決勝では、第7シードのピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)が第3シードのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を6-3 6-4で倒して優勝した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はステファノス・チチパス(ギリシャ/右)とドミニク・ティーム(ギリシャ/左)
LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 17: Stefanos Tsitsipas and Dominic Thiem embrace at the end of the game during Day Eight of the Nitto ATP World Tour Finals at The O2 Arena on November 17, 2019 in London, England. (Photo by Hannah Fountain - CameraSport via Getty Images)

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