•  刷新されたデビスカップも終わり、大会主催者はこの新しく生まれ変わった大会を「成功」と呼んだが、未来に向けて大会を改善していくために“微調整”は必要だと認めた。

     FCバルセロナのスター・サッカー選手で今大会の仕掛け人となった投資会社「コスモス」の創始者のひとりであるジェラール・ピケは日曜日に、適切な調整はこの大会をより大きく、よりよくするだろうと言った。

     彼は今回、いくつかの試合の終了時間が非常に遅くなり不満の声が出たことを受け、スケジューリングの問題を解決し、観客の数を増やすよう努めるため、4番目のコートを築くことを考慮していると明かした。

    「これは新しいフォーマットでの最初の大会だということを知っておく必要がある」とピケはスペイン対カナダの決勝の前にコメントした。

    「多くの人々は、何を期待していいかわからなかったはずだ。だから多くの人々がこれから何が起きるか見てみて、来年以降に向け決めようと考えていた。我々が来年のためにやりたいことは、より多くの人々を会場に呼び寄せるためにファンたちを魅了するよう努めることだ」

     ピケによれば、18ヵ国により一会場で行われるワールドカップ風のフォーマットを初採用した一週間にわたる大会で、観客動員数は13万人だった。

     国際テニス連盟(ITF)は今後はより多くのファンに遠征してもらえるよう、各国のテニス連盟と協力して働くつもりだと言った。来年のデビスカップ・ファイナルズはふたたびスペイン・マドリッドで開催される。

    「どのようにしてより機能させるかについて、我々は多くを学んだと思う」とITFのデビッド・ハガティ会長は振り返った。

    「ジェラールも言っていたように、我々はすべての関係者の声に耳を傾ける。我々はこれは素晴らしいスタートだったと、素晴らしい基盤ができたと感じている。でもジェラールが言ったように、常に向上の余地があり、我々はその改善を行うつもりだ」

     ピケは、広い不平を引き出した非常に遅い試合終了を避けるためにどうするべきかについて話した。イタリア対アメリカのグループ・ステージの対戦は、現地時間の午前4時過ぎに終わった。これはテニス史上2番目に遅い試合終了時間だった。

    「プレーヤーに尋ねるよ」とピケは言った。彼は土曜日にリーガ・エスパニョーラでFCバルセロナのためにプレーし、レガネスに勝ったあとにデビスカップ会場のラ・カハ・マヒカ・テニスセンターに足を運んだ。

    「結局のところ、プレーヤーの意見、彼らが何を望み、何を好むかについて見ていくことは、我々にとってもっとも大事なことなんだ」

     解決策の中には、ラ・カハ・マヒカの施設に4番目のコートを加える、あるいは特にグループ・ステージでは会場を分散し、マドリッド中心街に近い別の施設を使用するというものがあった。

    「将来的には、よりクリエイティブにならなければいけない」とピケは語った。「我々は今年、時間繰りの問題を経験した。それは翌年に向けて我々が心配していることだが、解決が容易なことだからものすごく心配というわけじゃない。解決するための仕事に取り組むよ」。

     ピケは解決しなければならないもうひとつの問題は、大会のウェブサイトと携帯電話のアプリに関することだが、全体的に見れば主催者側は「すべてに関し、非常にうれしく思っている」と評価した。

    「もっとも重要なのはデビスカップの魂であり、我々はそれを存続させなければならない」とピケは言った。「勝ち上がりを決めた際に、プレーヤーたちが祝い、笑い、楽しんでいるのを見るとき…そして同時に敗れたとき、彼らは涙を流す。こういったことを目にできるテニスの大会は(デビスカップの)ほかにない。グランドスラム大会ですら、同じではないはずだ」。

     彼はまたこう続けた。

    「彼らにとってデビスカップをプレーすること、国を代表することがどれほど重要かということを表している。我々はそれを存続させなければいけない。これがもっとも重要なことだ。そしてそれをキープできれば、この基盤から我々は将来的に素晴らしく比類ない大会を開催することができるだろう」

     改革されたデビスカップ・ファイナルズは、ITFとコスモスの間の25年のパートナーシップ契約の結果により生まれた。ピケの妻で歌手のシェキーラは閉会式でパフォーマンスを行い、新しい主催者によって促進された“現代化”に一役かった。

    「2019年デビスカップは成功をおさめた」とハガティ会長は総括した。「それは我々に強固なプラットフォームを与えてくれた。我々はその上に築いていき、微調整を施して、さらに大会を魅力的なものにしていきたい」。

    (APライター◎タレス・アッゾーニ/構成◎テニスマガジン)

    ※写真はスペインの優勝を決めた瞬間のラファエル・ナダル
    MADRID, SPAIN - NOVEMBER 24: Rafael Nadal of Spain gestures during Day Seven of the 2019 David Cup at La Caja Magica on November 24, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by TF-Images/Getty Images)

    This article is a sponsored article by
    ''.