三菱電機ファルコンズが実践するウォーミングアップ_フィジカル・シリーズvol.08【本誌連動記事&動画】

今回ウォーミングアップ・シリーズを担当するのは、テニス日本リーグで2連覇中の三菱電機ファルコンズに所属する社員選手たちです。平日は会社員として働き、休みの日に集まって練習に打ち込む日々。多くの読者と同様に“働きながらテニスと真剣に向き合う”彼らのウォーミングアップを紹介します。【記事はテニスマガジン別冊新春号(2020年vol.1)に掲載】

指導◎三菱電機ファルコンズ 取材協力◎西宮テニスクラブ

202001 TM 三菱電機ファルコンズが実践するウォーミングアップ

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PROFILE

廣田耕作(前列右)

ひろた・こうさく◎1990年11月4日生まれ、佐賀県出身。佐賀龍谷高3年時にインターハイで団体・個人単複の3種目で準V。早稲田大に進学し、ダブルスでインカレ2連覇、全日本選手権で4強入りも果たす。卒業後に三菱電機に就職。現在は三菱電機ファルコンズのキャプテンを務める(2019年11月当時。現在はチームコーチ)

福田健司(前列左)

ふくだ・けんじ◎1990年8月4日生まれ、兵庫県出身。中学時代は海外でのテニス留学も経験。駿台甲英高(現在の西宮甲英高)から関西大へと進学。2013年に三菱電機へ入社。前回の日本リーグ・決勝トーナメントでは「最高殊勲選手賞」を矢多とともに受賞

黄 賢人(後列左)

こう・けんと◎1990年9月28日生まれ、兵庫県出身。関西学院大の在学時に関西学生選手権でダブルス優勝を果たす。日本リーグでは落ち着いたプレーでチームの勝利に大きく貢献する

矢多弘樹(後列右)

やた・ひろき◎1995年5月11日生まれ、大阪府出身。名門校・清風高ではインターハイと全日本ジュニアでダブルス日本一。大学は関西大に進み、全日本選手権で8強入りを果たす。2018年に三菱電機ファルコンズ入り

志賀正人(後列中央)

しが・まさと◎1991年8月8日生まれ、千葉県出身。慶應義塾大3年時に全日本選手権シングルスでベスト8入り。大学卒業後にプロ転向。プロ時代はITFフューチャーズでシングルス2勝、ダブルス4勝をマーク。現役を退き、2019年4月から三菱電機に入社。(2020年からチームキャプテンに就任)

三菱電機ファルコンズのPV動画はこちら


三菱電機 テニス日本リーグチーム「ファルコンズ」


担当=黄賢人選手
Part1|ストレッチロールを使ったボディケア

 三菱電機ファルコンズの社員メンバーは、通常の社会人と同様に会社で働いています。デスクワークも行うため、練習日は平日の凝り固まった筋肉をほぐすことから始めます。私は振動付きストレッチロールを使い、筋肉を柔らかくしてから運動できる状態に戻していきます。

MENU1
大腿部(前部)

ストレッチロールを太もも前部に当たるように乗り、腕立ての状態から前後にゆっくりと動きます。太ももの前部全体にロールが当たるように行いましょう。

MENU2
大腿部(裏)

前部と同様、太もも裏の筋肉に刺激を入れてください。振動によって筋肉をほぐし、瞬発的な動きで大事な太もも裏の筋肉をやわらげ、ケガの予防につなげます。

MENU3
背中⇔腰

ストレッチロール上で仰向けとなり、上下に動きながら腰から背中(肩甲骨あたり)にかけて、筋肉をほぐします。サービスを打つときに腰を痛める人もいると思いますが、そういう方は事前にケアしてあげることが大切。仕事で椅子に座る時間が多い方も運動前は硬くなっているので、柔らかくしておきましょう。

MENU4


最後は脇です。脇あたりの筋肉はサービスを打つとき、肩を回す動作のときに重要で、ここをほぐすことで動作をスムーズにすることができます。僕はここを重点的に行うことを心がけています。

POINT!
負荷をかけて効果を高める

筋肉にさらに負荷をかけてもっと柔らかくしたい場合、太ももの後部であれば負荷をかけたいと思っている足の上にもう片足を乗せてあげると、重みが増して刺激を与えることができます(写真①)。また、背中⇔腰であれば、ストレッチロール上で上体を傾かせることによって(写真②、③参照)、一点に刺激を入れることができます。




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