世界1位のバーティが後半の崩れを克服して初戦に勝利 [アデレード国際]

WTAツアー公式戦の「アデレード国際」(WTAプレミア/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月13~18日/賞金総額84万8000ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦。

 世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)にとって2019年は大ブレークの年だったが、彼女は2020年がチャレンジの年であると感じている。

 先週のブリスベン国際での今年初試合で敗れていたバーティは、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に対する2回戦の最終セットで快走しているように見えていた。しかし5-2とリードしていたバーティはそこから3ゲームを連続で落とし、それから第11ゲームでブレークを果たして3度目となる自分のサービスゲームで試合を終える機会を手にして最終的に4-6 6-3 7-5で勝をつかんだ。

アデレード国際2020|PHOTOアルバム

 パブリウチェンコワはネットでバックハンドのオーバーヘッドをミスしてバーティの終盤のブレークを助けてしまい、それからバーティの最初のマッチポイントでバックハンドをアウトした。

「最後には、勝つための何かを見つけることができたと思う」とバーティはコメントした。「アナスタシアを讃えたいわ。私たちはいつも競った試合をしている。この試合の大部分は彼女がコントロールしていた」。

 1回戦をBYEで免除されていた第1シードのバーティはこの勝利で準々決勝に駒を進め、月曜日にメルボルンで始まるオーストラリアン・オープン前に自分のスタートと締めくくりの部分を向上させることを目指している。

 そのほかの試合では、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-4 7-5で下し、2017年USオープン優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)は予選勝者のアリナ・ラディオノワ(オーストラリア)に2-6 2-6で敗れた。

 本戦入りするために予選でふたつのフルセットマッチを勝ち抜いた201位のラディオノワは、ブレークに成功した第1ゲームから試合の舵を握っていた。

「今日はかなりリラックスしていたわ」とラディオノワは振り返った。「予選でふたつの非常に厳しい試合に勝ったことで、私は自分が本戦でプレーするに値すると感じている」。

 また、第8シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)がラッキールーザーで本戦入りしたタチアナ・マリア(ドイツ)を6-3 6-0で退け、マリア・サカーリ(ギリシャ)はラッキールーザーのビタリア・ディアトチェンコ(ロシア)を7-5 6-2で倒した。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアシュリー・バーティ(オーストラリア)
ADELAIDE, AUSTRALIA - JANUARY 14: Ashleigh Barty of Australia serves to Anastasia Pavlyuchenkova of Russia during day three of the 2020 Adelaide International at Memorial Drive on January 14, 2020 in Adelaide, Australia. (Photo by Paul Kane/Getty Images)

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