関口周一プロが行うウォーミングアップメニュー_フィジカル・シリーズvol.09【本誌連動動画】

今回ウォーミングアップ・シリーズを担当するのは、関口周一プロです。紹介するのは、関口プロが練習や試合前、起床したときに実際に行っているウォーミングアップメニューで、特にストレッチ系のメニューは起きたときにも行い、その日の身体の調子を知るためにも役立てているそうです。「僕はウォーミングアップはなるべくひとりで行っています。特に試合前は集中を高める必要があるため、一つひとつのメニューを入念に確かめながら、試合に向けての気持ちを高めるための時間です。試合の入り方がうまくいかないという方は、ウォーミングアップの時間を使いながら、戦う気持ちをつくるのもおすすめです」(関口周一)【記事は2020年2月号に掲載】

プロフィール
せきぐち・しゅういち◎1991年7月15日生まれ。神奈川県出身。7歳からテニスを始め、2005年全国選抜ジュニア14歳以下シングルス優勝など、数々のジュニアタイトルを獲得。09年にはITFジュニア世界ランク5位を記録、翌年7月にプロ転向を果たした。2019年シーズンは4月の愛媛国際オープンを含むITFシングルス3勝。ATPチャレンジャー大会を中心に転戦。最新世界ランクはシングルス264位、ダブルス844位(2019年12月9日付)。Team REC所属

 このウォーミングアップメニュー動画の詳しい記事は、テニスマガジン2020年2月号 90〜94ページに掲載しています。

202002 TM 関口周一プロが行うウォーミングアップメニュー

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01|胸郭を伸ばすストレッチ


フォームローラーは腰よりも背中あたり


両腕を上げながら反るように


肘を持って反りながら左右に

動作
背中の下にフォームローラーを置き、身体を反るようにすることで胸郭を広げます。両腕の上げ下げ、手でもう片方の肘を持ち、身体を左右に動かす動作をします。
効果
これは胸郭の動きをよくし、胸郭が広がります。猫背だとショットが伸びないなど影響も出るので、ここを最初に広げます。胸郭周りの筋肉が張っていると、左右に動かしたときに片方がぎこちなかったりします。そのような身体の調子を感じながら行いましょう。

02|脇腹付近をほぐすストレッチ



動作
横向きの状態でフォームローラーが脇腹に当たるようにし、その付近の筋肉をほぐす動作です。これも左右どちらも行います。

効果
サービスのときに左の脇腹が肉離れしたことがあり、今でも筋肉が張りやすく、普段から続けています。サービスやフォアハンドなど身体の捻りが入るので、こまめにケアしましょう。

03|腹筋周りをほぐすストレッチ




腹筋と脇腹を伸ばす

動作
うつ伏せの状態から両手を地面につけ、両腕を伸ばします。少し身体を左右に捻るようにします。

効果
身体を捻ることで、腹筋の右側、左側を伸ばすことができます。これも過去の肉離れから、腹筋や脇腹の状態を見る意味でもメニューに取り入れています。

04|胸郭・脇腹の筋肉を伸ばすストレッチ



動作
片足を90度近くに曲げ、右足なら左方向、左足なら右方向に倒します。両腕は足を倒した方向と同じ向きにセット。そこから地面に接していないほうの腕を逆方向に伸ばし、それを繰り返します。

効果
ストロークを打つときに捻る、その可動域を広げるために行います。この体勢から腕を広げる動作を行うことで、胸郭もグッと広がり、胸周りの筋肉を伸ばすことができます。

05|猫のポーズ



動作
四つん這いの状態から背中を反る→丸めるという動作を交互に行います。その際に意識する箇所は肩甲骨。背中を反ったり丸めることで、肩甲骨の可動域を確保します。

効果
肩甲骨の可動域が狭いと、サービスを打つときに必要な肩回りのしなやかさが出ず、ショットにも力強さが出ません。これもストレッチとして練習前や試合前に必ず行います。

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