好調ラオニッチがジョコビッチとの準々決勝へ「大きな意味がある」 [オーストラリアン・オープン]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の大会7日目、男子シングルス4回戦。
 
 ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-4 6-4で下し、第32シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の待つ準々決勝へと駒を進めた。

 ラオニッチは35本のサービスエースを放ち、2014年USオープン優勝者で2018年オーストラリアン・オープン準優勝のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 6-3 7-5で退けた。

 おそらく特筆に値するのは、ラオニッチが同じくビッグサーバーとして知られるチリッチより30本も多くのエースを決めたということだ。ラオニッチはメルボルンでの3度目の準々決勝への道のりで59回のサービスゲームを連続でキープし、12セットすべてを取った。

 彼は2016年にウインブルドンで準優勝したが、ここ数シーズンは故障に苦しめられていたせいもあり、それ以来グランドスラム大会で準決勝に至っていない。

「ここ2年はあまり活躍できていなかったから、僕にとって大きな意味があることだ」とラオニッチはコメントした。

 彼はここ最近、他のより若いカナダ人の躍進の陰に隠れていた。昨年USオープン優勝を遂げたが故障でこのオーストラリアン・オープンを欠場した19歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、20歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)、19歳のフェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)らが彼に代わって注目の的となっていた。シャポバロフとオジェ アリアシムは今回ともに男子の上位20位内のシードで出場していたが、1回戦で揃って敗れていた。

 そのほかの試合では、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)がマートン・フクソービッチ(ハンガリー)を4-6 6-1 6-2 6-2で、ノーシードから勝ち上がってきたテニス・サングレン(アメリカ)は第12シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を7-6(5) 7-5 6-7(2) 6-4で破り、勝ち上がった両者の準々決勝での対戦が決まった。

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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