新鋭ケニンが元世界1位ムグルッサを下してグランドスラム初制覇 [オーストラリアン・オープン]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第14シードのソフィア・ケニン(アメリカ)がガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を4-6 6-2 6-2で下し、グランドスラム初制覇を成し遂げた。試合時間は2時間3分。

 グランドスラムの本戦に出場したのが12回目だった21歳のケニンは、昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)でのベスト16がこれまでの最高成績だった。全豪では昨年の大会で初勝利を挙げたあと、2回戦でシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6 7-6(5) 4-6で敗れていた。

オーストラリアン・オープン2020|トーナメント表

 この結果でケニンは、ムグルッサとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は昨年10月に北京(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)の1回戦で初対戦しており、ケニンが6-0 2-6 6-2で勝っていた。

 今大会でのケニンは、1回戦で予選勝者のマルチナ・トレビザン(イタリア)を6-2 6-4で、2回戦で予選勝者のアン・リー(アメリカ)を6-1 6-3で、3回戦でジャン・シューアイ(中国)を7-5 7-6(7)で、4回戦で母国の後輩でもある15歳のコリ・ガウフ(アメリカ)を6-7(5) 6-3 6-0で、準々決勝でノーシードから勝ち上がってきたオンス・ジャバー(チュニジア)を6-4 6-4で、準決勝では地元優勝を目指していた第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を7-6(6) 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 ケニンは大会後に更新される世界ランクで初めてトップ10入りを果たし、7位に浮上する見込みとなっている。

 2016年のフレンチ・オープンと17年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を制し、2017年9月には世界ナンバーワンの座に就いたムグルッサだが、グランドスラムでは昨年のウインブルドンから2大会連続で初戦敗退を喫していた。予選勝者のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)と対戦した1回戦では第1セットを0-6で落とすスタートだったが、2017年ウインブルドン以来となる通算4度目のグランドスラム決勝の舞台にたどり着いていた。

※写真はソフィア・ケニン(アメリカ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - FEBRUARY 01: Sofia Kenin of the United States celebrates winning championship point during her Women's SinglesFinal match against Garbine Muguruza of Spain on day thirteen of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on February 01, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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