第3セットを奪ったティームが初優勝に王手、ジョコビッチは失速 [オーストラリアン・オープン]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットをジョコビッチが落とし、ティームが4-6 6-4 6-2で初優勝に王手をかけた。

 両者の過去の対戦成績は6勝4敗(クレーコート:3勝3敗、ハードコート:3勝1敗)でジョコビッチがリードしているが、直近の2試合はティームが勝っている。昨年6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の準決勝は6-2 3-6 7-5 5-7 7-5で、11月のATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のラウンドロビンでは6-7(5) 6-3 7-6(5)で、いずれもティームが勝利をおさめた。

オーストラリアン・オープン2020|トーナメント表

 全豪に16年連続出場となる32歳のジョコビッチは、昨年の大会で同種目の新記録となる7度目(2008年、11~13年、15~16年、19年)の優勝を果たした。決勝では、ラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 6-2 6-3で倒して栄冠に輝いた。ジョコビッチはロッド・レーバー・アリーナの準決勝と決勝で、15勝0敗という戦績を残している。

 2019年シーズンのティームは3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)でマスターズ初制覇を達成するなど5勝を挙げ、11月のATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)での準優勝で締めくくった。26歳のティームがグランドスラムで決勝の舞台に立つのは、2018年と昨年のフレンチ・オープンに続いてキャリア3度目となる。

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
MELBOURNE, AUSTRALIA - FEBRUARY 02: Novak Djokovic of Serbia reacts during his Men's Singles Final match against Dominic Thiem of Austria on day fourteen of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on February 02, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Quinn Rooney/Getty Images)

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