ジョコビッチがティームから王座を死守、記録更新となる8度目の優勝でグランドスラム17勝目 [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-4 4-6 2-6 6-3 6-4で振りきり、大会連覇を達成した。試合時間は3時間59分。
ジョコビッチがグランドスラムでタイトルを獲得したのは、昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来で通算17回目となる。
全豪に16年連続出場だった32歳のジョコビッチは、昨年の大会で同種目の新記録となる7度目(2008年、11~13年、15~16年、19年)の優勝を果たした。決勝では、ラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 6-2 6-3で倒して栄冠に輝いた。
この結果でジョコビッチは、ティームとの対戦成績を7勝4敗とした。直近の2試合では、昨年6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の準決勝は6-2 3-6 7-5 5-7 7-5で、11月のATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のラウンドロビンでは6-7(5) 6-3 7-6(5)で、いずれもティームが勝っていた。
ロッド・レーバー・アリーナの準決勝と決勝でジョコビッチは負けたことがなく、戦績は16勝0敗となった。
今大会でのジョコビッチは、1回戦でヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を7-6(5) 6-2 2-6 6-1で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した日本の伊藤竜馬(北日本物産)を6-1 6-4 6-2で、3回戦で日本の西岡良仁(ミキハウス)を6-3 6-2 6-2で、4回戦で第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-4 6-4で、準々決勝で第32シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4 6-3 7-6(1)で、準決勝では第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を7-6(1) 6-4 6-3で破って決勝の舞台にたどり着いていた。
タイトル防衛に成功したことにより、準決勝で敗れたナダルに代わってジョコビッチが世界ナンバーワンに返り咲くことが決まった。
2019年シーズンのティームは3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)でマスターズ初制覇を達成するなど5勝を挙げ、11月のATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)での準優勝で締めくくった。26歳のティームがグランドスラムで決勝の舞台に立ったのは、2018年と昨年のフレンチ・オープンに続いてキャリア3度目だった。
※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア/右)とドミニク・ティーム(オーストリア/左)
MELBOURNE, AUSTRALIA - FEBRUARY 02: Dominic Thiem of Austria hugs Novak Djokovic of Serbia at the net following their Men's Singles Final on day fourteen of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on February 02, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Darrian Traynor/Getty Images)
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