柴原瑛菜が青山修子とのダブルスで代表白星デビュー、日本は1勝3敗で予選ラウンド敗退 [フェドカップ日本対スペイン]

女子テニスの国別対抗戦「フェドカップ by BNPパリバ ファイナルズ」の予選ラウンド「日本対スペイン」(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)のダブルスで日本の青山修子(近藤乳業:複24位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複29位)がスペインのララ・アロアバレーナ(複48位)/アリョーナ・ボルソバ(複298位)を6-2 6-3で下し、日本が一矢報いた。試合時間は1時間6分。

 初日のシングルスを2連敗を終えた日本は、第3試合で奈良くるみ(安藤証券:単137位)がカルラ・スアレス ナバロ(スペイン:単55位)に1-6 3-6で敗れ、予選ラウンド敗退が決まっていた。

 第4試合に予定されていた土居美咲(ミキハウス:単86位)とサラ・ソリベス トルモ(スペイン:単78位)の対戦は、勝敗が決まっていたため打ち切りとなっていた。

 今回初めて代表入りした柴原は、白星デビューを飾った。両親ともに日本人ながら南カリフォルニアで生まれ育った柴原は、昨年6月に国籍登録をアメリカから日本に変更した。ジュニア時代の柴原は、ジェイダ・ハート(アメリカ)とのコンビで臨んだ2016年USオープン・ジュニアのダブルスで優勝した実績を持っている。

 フェド杯は男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。今年から採用される新フォーマットは12ヵ国が3チームによる4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 前年フェドカップ決勝進出国のフランスとオーストラリアと、開催国ハンガリー、チェコ(過去の実績が評価されワイルドカード獲得)の4ヵ国はすでに4月にハンガリー・ブダペストで開催されるファイナルズへの出場権を得ており、これに予選ラウンドを勝ち上がった8ヵ国が加わることになる。

 16ヵ国がホーム&アウェー方式で争う予選ラウンドはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合(先に3勝したチームの勝利)で行われ、各対戦に勝利した8ヵ国がファイナルズに進出する。

2020フェドカップ by BNPパリバ ファイナルズ|トーナメント表

※文中の世界ランクは2月3日付

フェドカップ予選ラウンド|日本 1-3 スペイン

第1日|2月7日(金)

第1試合 ●大坂なおみ(日清食品:単10位)0-6 3-6 ○サラ・ソリベス トルモ(単78位)

第2試合 ●土居美咲(ミキハウス:単86位)3-6 4-6 ○カルラ・スアレス ナバロ(単55位)

第2日|2月8日(土)

第3試合 ●奈良くるみ(安藤証券:単137位)1-6 3-6 ○カルラ・スアレス ナバロ(単55位)

第4試合 土居美咲(ミキハウス:単86位)打切 サラ・ソリベス トルモ(単78位)

第5試合 ○青山修子(近藤乳業:複24位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複29位)6-2 6-3 ●ララ・アロアバレーナ(複48位)/アリョーナ・ボルソバ(複298位)

※写真は青山修子(左)/柴原瑛菜(近藤乳業/橋本総業ホールディングス)
CARTAGENA, SPAIN - FEBRUARY 08: Ena Shibahara (R) and Shuko Aoyama (L) of Japan celebrate their victory after winning Aliona Bolsova Zadoinov and Lara Arruabarrena of Spain during day 2 of the Fed Cup BNP Paribas World Cup qualifiers first round at Centro de Tenis La Manga on February 08, 2020 in Cartagena, Spain. (Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)

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