第1シードのイズナーが初戦で敗れる番狂わせ [ニューヨーク・オープン]

ATPツアー公式戦の「ニューヨーク・オープン」(ATP250/アメリカ・ニューヨーク/2月10~16日/賞金総額80万4180ドル/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのジョン・イズナー(アメリカ)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に6-7(2) 7-6(3) 3-6で敗れ、初戦で姿を消した。

 1回戦をBYEで免除されていたイズナーにとって、これは左足の負傷のためスタン・ワウリンカ(スイス)に対するオーストラリアン・オープン3回戦を途中棄権して以来の試合だった。

 弾丸サーブを武器とするイズナーは第3セットの出だしにブレークされ、それ以降は抵抗らしきものをすることができなかった。両者は昨年の準々決勝を含めて過去3度対戦していたが、すべてイズナーが勝っていた。

 第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)も前夜に敗れていたため、いまや前年度覇者のライリー・オペルカ(アメリカ)がまだ勝ち残っている選手の中でもっともランキングの高い選手となった。第3シードのオペルカは日本の西岡良仁(ミキハウス)を6-4 6-4で倒し、今季初となる勝利をおさめた。

 やはり1回戦をBYEで免除されていたオペルカは各セットの最終ゲームで西岡のサービスゲームをブレークし、準々決勝行きの切符を手に入れた。オペルカは今季これ以前にプレーした2大会でいずれも1回戦負けを喫しており、オーストラリアン・オープン1回戦ではファビオ・フォニーニ(イタリア)に対して最初の2セットを取りながら逆転負けしていた。それは彼にとって、10月から続いた5連敗目でもあった。

 オペルカは昨年、ここロングアイランドでATPツアー初タイトルを獲得した。彼は次のラウンドで、第7シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-4 6-4で破って勝ち上がったジャン・ジェイソン(台湾)と対戦する。予選から勝ち上がったジャンは、初戦で元優勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)を倒していた。

 そのほかの試合では、第8シードのカイル・エドマンド(イギリス)がドミニク・コプファー(ドイツ)を6-2 6-4で退け、ベスト8が出揃った。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのジョン・イズナー(アメリカ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 21: John Isner of the United States plays a backhand during his Men's Singles first round match against Thiago Monteiro of Brazil on day two of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 21, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Mike Owen/Getty Images)

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