マルティナ・ヒンギス流「両手打ちバックハンド」のカギはバランスにあり!

元女王のマルチナ・ヒンギスがもっとも得意とする「両手バックハンド」をテニマガ読者だ1読みと状況判断とバランス感覚を大切にけに実演指導!!「どのプレーにおいても“バランス”は必要」と語るヒンギスが、意識すべき3つのポイントをアドバイスします!【2014年1月号掲載】

構成◎編集部 写真◎菅原 淳、小山真司 取材協力◎ヨネックス

Martina Hingis〜来日スペシャルインタビュー〜

なんと本人が教えちゃいます!

マルティナ・ヒンギス流「両手打ちバックハンド」のカギはバランスにあり!

ヒンギスが実演「両手打ちバックハンドが上達する、3つのバランスをアドバイスします」

PROFILE

Martina Hingis ※プロフィール当時のまま
マルチナ・ヒンギス◎1980年9月30日生まれ、33歳。8歳のときにスロバキアからスイスに移住。ジュニア時代から活躍し、1994年(14歳)にプロ転向。1997年オーストラリアン・オープンは16歳3ヵ月で優勝を果たし、オープン化以降、最年少でのグランドスラム制覇を達成した。同年3月に世界ランキング1位を達成。1997~2000年まで年度末最終ランキング1位を保持したが、2002年10月に足の故障を理由に現役を引退。その後、2006年にツアー復帰を果たすも2007年11月にふたたび引退した。今年7月に国際テニス殿堂入り。8月からはダブルスのみツアー復帰している。

私が考えるバランスとは❶

読みと状況判断と
バランス感覚を大切に

 テニスは、いつも同じところに同じ球種、同じスピードのボールが飛んでくるスポーツではありません。ですから、プレーヤーは常に状況判断を瞬時に、しかも的確に行い、ゲーム中に相手を分析していく、すなわち“プレーを読む”必要があります。

 相手のバランスを崩すために、相手はどこ(ポジション)にいて、そこからどんな体勢でどんなボールを打ってくるのかを見極めなければいけません。

 それに対して自分は最適なポジションとスタンスを決めて、バランスを整え、タイミングを計ってバックハンドを打ちます(どのショットも基本的には同じです)。このような打球に入る前の準備が非常に大切であり、自身はバランスを整え、キープし、相手はバランスが崩れるように仕向けるのです。このことはスキルアップの大切なポイントになります。まずこの点をしっかり理解して、次に進みましょう。

プレーを読み、状況を判断、
そして自分のバランスを考え、
相手のバランスを崩す

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