メドベージェフが逆転勝利で準々決勝進出、ゴファンは初戦敗退 [オープン13]

ATPツアー公式戦の「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月17~23日/賞金総額76万9670ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がお粗末なスタートを克服し、18歳のヤニク・シンネル(イタリア)を1-6 6-1 6-2で退けて準々決勝に進出した。

 先月のオーストラリアン・オープンでは4回戦で敗れたUSオープン準優勝者のメドベージェフは出だしに自分のサービスゲームを2回連続で落としたが、4度のブレークに成功した。

 7本のサービスエースを記録した世界ランク5位のメドベージェフは次のラウンドで、ベテランのジル・シモン(フランス)と対戦する。地元フランスのシモンはこの日、アルヤズ・ベデネ(スロベニア)を7-6(6) 6-4で倒して勝ち上がった。両者の過去の対戦成績は、シモンが2勝0敗でリードしている。

 また、第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)は17本のサービスエースを記録し、ハードヒッターのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 4-6 6-2で振りきった。20歳のシャポバロフは準々決勝で、前日に地元選手のブノワ・ペール(フランス)を破って8強入りを決めていたアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 19歳で第7シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はナイトマッチで地元選手のピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦し、3つのマッチポイントを凌いだ末に6-0 6-7(6) 7-6(9)で競り勝った。彼は1回戦でも、2つのマッチポイントを跳ね返して勝ち上がっていた。

 この日最後の試合では、第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)が予選勝者のイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)に4-6 6-7(5)で敗れるという番狂わせが起きた。ゴファンは1回戦がBYEで免除されていたため、この試合が初戦だった。ゲラシモフは4強入りをかけて、オジェアリアッシムと対戦することになる。

 バセック・ポスピショル(カナダ)はすでに8強入りを決めており、金曜日に前年度覇者で第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)との準々決勝に臨む。3人のカナダ人がATPツアーの大会で揃ってベスト8に進出したのは、1990年以来のこととなる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はロッテルダムの大会でのダビド・ゴファン(ベルギー)
ROTTERDAM, NETHERLANDS - FEBRUARY 12: David Goffin of Belgium returns a backhand against Robin Haase of Netherlands during Day 5 of the ABN AMRO World Tennis Tournament at Rotterdam Ahoy on February 12, 2020 in Rotterdam, Netherlands. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)

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