世界182位の19歳ザイブチ ビルチがツアー初優勝 [チリ・オープン]

ATPツアー公式戦の「チリ・ダヴメン+ケア・オープン」(ATP250/チリ・サンティアゴ/2月24日~3月1日/賞金総額67万4730ドル/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)が第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-5 4-6 6-3で倒し、ATPツアー初初優勝を果たした。試合時間は2時間16分。

 両者は今回が初対戦。ツアーレベルの大会の本戦でプレーしたのが今回で6度目に過ぎなかった19歳のザイブチ ビルチは、2度の2回戦進出がこれまでの最高成績だった。ジュニア時代の2018年には、USオープン・ジュニアを制していた。

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 今大会でのザイブチ ビルチは、1回戦でファクンド・バグニス(アルゼンチン)を6-1 3-6 6-1で、2回戦で第5シードのフアン イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)を7-6(7) 6-4で下し、準々決勝は第1シードのクリスチャン・ガリン(チリ)が第1セット終了後に棄権したため勝ち上がり、準決勝では予選勝者のレンツォ・オリーボ(アルゼンチン)を6-1 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 ザイブチ ビルチはこの勝利により、大会後に更新される世界ランクで自己最高だった182位から113位に浮上することが決まった。

 21歳のルードは2週間前にブエノスアイレス(ATP250/クレーコート)でATPツアー初優勝を飾っていたが、この結果でツアー決勝での戦績は1勝2敗となった。

※写真は2018年のフレンチ・オープン・ジュニアでのチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)
PARIS, FRANCE - JUNE 03: Thiago Seyboth Wild of Brazil plays a forehand during his boys singles first round match against Thiago Agustin Tirante of Argentina during day eight of the 2018 French Open at Roland Garros on June 3, 2018 in Paris, France. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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