マクラクラン勉/内山靖崇が敗れ、エクアドルのファイナルズ進出が決定 [デビスカップ]

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のファイナルズ予選「日本対エクアドル」(3月6、7日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)の第3試合のダブルスで、日本のマクラクラン勉(イカイ:複58位)/内山靖崇(北日本物産:複431位)がエクアドルのゴンサロ・エスコバル(複69位)/ディエゴ・イダルゴ(複257位)に6-7(3) 3-6で敗れ、エクアドルのファイナルズ進出が決まった。試合時間は1時間42分。

 マクラクランと内山のコンビは、今回が7度目のデ杯ダブルス出場。2019年9月にボスニア・ヘルツェゴビナとのワールドグループ・プレーオフ(大阪府大阪市・ITC靱テニスセンター/ハードコート)で初勝利を挙げたが、デ杯での戦績は1勝6敗となった。

 初日に行われたシングルスは、添田豪(GODAI:単117位)がエミリオ・ゴメス(単151位)に5-7 6-7(3)で、第2試合は内山(単90位)がロベルト・キロス(単276位)に6-7(4) 6-2 6-7(8)で敗れ、エクアドルがファイナルズ進出に王手をかけていた。

 昨年の予選ラウンドの中国戦(2019年2月1、2日/中国・広州:広州オリンピックテニスセンター/ハードコート)に3勝2敗で勝利してファイナルズに進出した日本は、ラウンドロビン(総当たり戦)でフランスとセルビアに敗れてグループ最下位で終えた。

 エクアドルはアメリカ地区グループⅠ(2019年9月14、15日/アメリカ・フロリダ州ドラル/ハードコート)でベネズエラを4勝0敗で下し、ファイナルズ予選進出を決めていた。

 日本とエクアドルは、今回が初対戦だった。試合は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、全日程無観客で実施された。

 敗れた日本は来年のファイナルズ予選への出場権をかけて、9月に行われるワールドグループⅠの対戦に臨むことになる。

 デビスカップは昨年から、新フォーマットに変更されている。新たに改革されたフォーマットは、国際テニス連盟(ITF)と、スペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体「コスモス」の協力によって開発された。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争う予選ラウンドは、ベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した12ヵ国が、11月のファイナルズ(スペイン・マドリッド/室内ハードコート)に進出する。

 ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と、2位にの中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

2020デビスカップ by Rakuten ファイナルズ|トーナメント表

※文中の世界ランクは3月2日付

ワールドグループ・ファイナルズ予選|日本 0-3 エクアドル

第1日|3月6日(金)

第1試合 ●添田豪(GODAI:単117位)5-7 6-7(3) ○エミリオ・ゴメス(単151位)

第2試合 ●内山靖崇(北日本物産:単90位)6-7(4) 6-2 6-7(8) ○ロベルト・キロス(単276位)

第2日|3月7日(土)

第3試合 ●マクラクラン勉(イカイ:複58位)/内山靖崇(北日本物産:複431位)6-7(3) 3-6 ○ゴンサロ・エスコバル(複69位)/ディエゴ・イダルゴ(複257位)

第4試合 内山靖崇(北日本物産:単90位)打切 エミリオ・ゴメス(単151位)

第5試合 添田豪(GODAI:単117位)打切 ロベルト・キロス(単276位)

※写真はマクラクラン勉(手前)/内山靖崇(イカイ/北日本物産)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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