カロリーヌ・ガルシア(フランス)がインディアンウェルズ中止のニュースを聞いたのは、まさにアメリカに向けて出発しようとしていた日の朝だった。それでガルシアは練習するため、スペイン・マヨルカ島にあるラファエル・ナダル(スペイン)のテニスアカデミーへ両親とともに赴くことを決めた。

「私たちにとって、短期の練習に最適の場所なの。私はインディアンウェルズのために用意した旅行カバンをそのまま持って出かけたわ」とガルシアは打ち明けた。

 4日間は何事もなかったように、1日5時間の練習に打ち込んだ。

「屋外コートで練習を日に2回、そしてフィジカルトレーニングをこなしたわ。ここにはテニスコート、ジム、レストラン、ホテルなど、必要なすべての施設があるの。とてもよい雰囲気よ。フェドカップやマイアミが中止になったとか、すべてのニュースが入ってくる。私はここで6週間を過ごそうと思ったの」

 しかしそのあと新型コロナウイルスの状況が悪化し、アカデミーは閉鎖されて皆が去らなければならないことになった。ガルシアが空港に移動しようとタクシーに乗ったときにアカデミーから電話があり、状況改善を待つ間は夏季にコーチが使っているアパートに泊まれるというオファーを受け取った。

 スペインはヨーロッパではイタリアに次いでコロナウイルスの被害の大きい国だが、島であるマヨルカはそれなりの緊張感はあるものの、大都市と比べればより落ち着いた状況だとガルシアは言う。

 トレーニングを再開できる令を待つため残ったガルシアだったが、フランスと違ってスペインでは家の周囲のジョギングも許されていないため現時点では外での練習はできず、アパート内での筋トレ程度しか行うことができていないと明かした。

「物事には優先順位があり、外でテニスができないのは仕方がない。家の室内でできることも少しはある」

 ガルシアはレキップ紙のインタビューの中で、「通常テニス選手の生活はツアーが中心だけど、今現時点では“1日1日を生きること”がメインになっているわ」と語り、ツアー再開を待ちわびながらも、「家族と過ごしたり(マヨルカには両親とともに来た)、料理をしたりという『本当の生活』の存在を実感しているの」と締めくくった。

※写真はオーストラリアン・オープンでのカロリーヌ・ガルシア(フランス)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 21: Caroline Garcia of France plays a backhand during her Women's Singles first round match against Madison Brengle of the United States on day two of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 21, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Darrian Traynor/Getty Images)


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