テニス選手がワールドツアーに戻るために新型コロナウイルスのワクチン接種が義務付けられることに反対であるという意見を繰り返したノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、同時に考えを変えることにオープンな姿勢であるとも言い添えた。

 火曜日にAP通信へ電子メールを送ったジョコビッチは、「個人的に、僕は渡航できるようにするためCOVID-19のワクチンを接種するという考えに反対している」と述べ、「しかしもしそれが義務となったなら、僕はそれを受けるか否かの決断を下さなければならない。これが僕の現在の気持ちであり、それが将来変わるか分からないが、僕の職業に大きな影響を与えることだ」と続けた。

 ワクチンはまだ作られていないが、アメリー・モレスモー(フランス)のような何人かの人物は“ワクチンができるまでテニス界は再始動すべきではない”と主張している。

 日曜日に他のセルビア人テニス選手とフェイスブック上でライブチャットをしたジョコビッチは、「ツアーが再開した際にワクチン接種が義務となったとしても、自分は他人に無理強いされたくない」と話したことで騒ぎを巻き起こした。

 火曜日に出したコメントの中でジョコビッチは、多くのテニス選手や他のアスリートたちが彼にこの状況についての質問をしてきたと明かした。

「僕は自分の意見を表明した。なぜなら僕にはそうする権利があり、またテニス界に関わるいくつかの極めて重要なトピックについて強調する責任を感じてもいる」と彼は語った。

 ジョコビッチと彼の妻エレナはワクチンではなく自然治癒を支持しており、世界中の他の人々同様、「少し混乱している」とも口にした。

「僕は専門家ではないが、自分の身体にとって何かベストかを選ぶ選択肢を手にしたい。僕は他の見解に対しても心を開いているし、この議題についてリサーチを続けるつもりだ。なぜならそれは重要なことだし、我々皆に影響を与えることだからね」

 セルビアの著名なウイルス学者でCOVID-19の蔓延と戦っている国立医療チームのメンバーであるプレドラグ・コン氏はフェイスブックでこれに返信し、「故郷であるバルカン諸国で多くの国民に影響を与える立場なのだから、そのような反ワクチン接種声明を出すべきではない」とジョコビッチに対して異論を唱えていた。

 世界ランク1位のジョコビッチは1月にオーストラリアン・オープンで優勝し、グランドスラムで17勝目となるタイトルを獲得した。ATPはコロナウイルス拡散を理由に、3月からツアーを休止している。(APライター◎ドゥサン・ストヤノビッチ/構成◎テニスマガジン)

※写真はドバイの大会でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)
DUBAI, UNITED ARAB EMIRATES - FEBRUARY 24: Novak Djokovic of Serbia celebrates victory over Malek Jaziri of Tunisia after his men's singles match on Day Eight of the Dubai Duty Free Tennis at Dubai Duty Free Tennis Stadium on February 24, 2020 in Dubai, United Arab Emirates. (Photo by Francois Nel/Getty Images)


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