“バーチャル”マドリッド・オープンに錦織も参戦

通常であれば5月に行われる予定だった「ムトゥア・マドリッド・オープン」(スペイン・マドリッド/クレーコート)は中止となったが、代わりにオンラインゲームという形で開催される“バーチャル”マドリッド・オープンに日本の錦織圭(日清食品)も参戦することになった。

 男子と女子のプロサーキットは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行のため1ヵ月以上休止しており、少なくとも7月半ばまでこの状況が続くことになる。

 この大会の男女ドローは、それぞれ16人のプレーヤーによって争われる。4人ずつの4つのグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を行い、上位2名ずつの8人が決勝トーナメントに進出してチャンピオンを決定する。

 グループ分けが発表され、錦織はステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)と同組の「グループ3」に入った。

 対戦にはプレイステーション4(PS4)の「テニスワールドツアー」が使用され、予選ラウンドが4月27日と28日に、決勝トーナメントは29日と30日に行われる。

 男子と女子の大会の優勝者には、それぞれ15万ユーロの賞金が与えられる。優勝者はその後、そのうちの何%を大会がない期間に財政的困難を抱えているテニスプレーヤーに寄付するかを決めることになる。

グループ分け|男子

グループ1:ラファエル・ナダル(スペイン)、ガエル・モンフィス(フランス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、アンディ・マレー(イギリス)

グループ2:ドミニク・ティーム(オーストリア)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ダビド・フェレール(スペイン)

グループ3:ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、錦織圭(日本/日清食品)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)

グループ4:アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、ルカ・プイユ(フランス)

グループ分け|女子

グループ1:カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、フィオナ・フェロ(フランス)、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)

グループ2:ビアンカ・アンドレスク(カナダ)、マディソン・キーズ(アメリカ)、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)

グループ3:エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ジョハナ・コンタ(イギリス)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)

グループ4:キキ・バーテンズ(オランダ)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、ドナ・ベキッチ(クロアチア)、ユージェニー・ブシャール(カナダ)

※写真は昨年のマドリッド・オープンでの錦織圭(日清食品)
MADRID, SPAIN - MAY 09: Kei Nishikori of Japan returns in his match against Stan Wawrinka of Switzerland during day six of the Mutua Madrid Open at La Caja Magica on May 09, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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