ヨネックスが伊達公子さんと共同開発ラケット『ASTREL(アストレル)』を発表
6月17日、ヨネックスは元世界ランク4位の伊達公子さんとの共同開発によって誕生したラケット『ASTREL(アストレル)』の新モデルを発表。同日、発表会見を行った。
新アストレルは、一般的な円形ラケットよりスイートエリアが7%広いヨネックス独自の形状理論「アイソメトリック」を採用。また、フレーム自体を隆起させ、正面厚を肉厚にすることでストリング有効長を伸ばした、進化したクアッドフォースギアによってさらにスイートエリアを拡大して飛びを追求。
高強度で粘り強い新樹脂「リアクトレジン」を複合したカーボンをラケット全体に使い、柔らかさを保ちながらも軽量化に成功。ヘッドライト設計で操作性も向上した。
さらに、特殊なメッシュ状の振動吸収素材『VDM(Vibration Dampening Mesh)』をグリップ部に広範囲にわたって内蔵することで振動吸収性も高め、柔らかく快適な打球感を生み出すラケットだ。
発表会見には伊達公子さんとヨネックス・マーケティング本部長の廣川亘氏が登壇。今回の新アストレルは伊達さんのこだわりが詰まったラケットだが、そのポイントに挙げられるのが“打球感”だ。
開発に携わるにあたり、「自分自身が使うラケット」を念頭に考えていたという伊達さん。その中で現役時代からこだわり続けた“打球感”は譲れない。新アストレルは、それを見事に叶えるものとなった。「柔らかい打球感なんですけど、球持ちがある感覚は失いたくなかった。さらに(ボールの)弾きもいいという、ぜいたくなお願いを形にしたようなラケットだと思います」。
また、新モデルは旧作からデザインが一新。ベースカラーが“ダークネイビー”へと生まれ変わった。「(ネイビー色は)ラケットに意外となく、選んでみると意外とよかった」と伊達さん。老若男女に関係なく、誰でも使いやすいカラーとなった。
フェースサイズは旧モデルから展開する105インチ、115インチに加えて100インチもラインナップに追加。より幅広い層にテニスの楽しさを感じてもらえるだろう。新アストレルは、6月18日(水)から発売。
※トップ写真は、新アストレルを構えて撮影に応じる伊達公子さん(写真◎BBM)
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