スイス室内が10月の50周年記念大会の中止を検討

ATPツアー公式戦の「スイス室内」(スイス・バーゼル/10月26日~11月1日/賞金総額227万6790ユーロ/室内ハードコート)が新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、記念すべき50周年を迎える今年の大会の中止を検討している。

 主催者はツアー関係者に対し、「現在の状況を考えると、今年の大会は中止にしたほうがよい」と話している。

 大会責任者のロジャー・ブレンワルド氏は、無観客もしくは社会的距離を置いて大会を行うことは「バーゼルでは経済的理由から除外する必要がある」と語った。

 ATP(男子プロテニス協会)はシーズン後半の室内大会のスケジュールについて、7月中旬に決定することを予定している。

「コロナウイルスはマッチポイントを握っている状態で、勝利に向けてあと一歩まで迫っている」とブレンワルド氏は表現した。

 地元バーゼルの偉大な英雄であるロジャー・フェデラー(スイス)は子供のころにこの大会でボールボーイを務めたあと同大会で記録的10回の優勝を果たしたが、今年の大会には参加できないことがすでに決まっていた。彼は右膝の手術からの回復過程で故障がぶり返し、今月に入って2度目の手術を受けたために2021年シーズンまでプレーしないことを発表していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はスイス室内のセンターコート(Getty Images)

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