アドリア・ツアーは「悪い見本」とエバンズ、ジョコビッチに反省促す

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が主催した「アドリア・ツアー」に出場していたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とボルナ・チョリッチ(クロアチア)が新型コロナウイルス(COVID-19)で陽性と診断されたあと、ニック・キリオス(オーストラリア)はこのチャリティ大会を衛生面での予防措置を取らずに開催したというのは愚かな決断だったと発言した。

 上記ふたりの選手が出場した「アドリア・ツアー」は観客あり、マスクなしで記者会見も通常通り大勢の記者の前で行われ、ファンと直接触れ合うようなファンサービスのイベントなども実施されていた。

 選手仲間に対して早い回復を祈りながら、キリオスは「それがすべての(ウイルス対策の)手順をないがしろにした際に起きることなんだ。これは冗談ではない」とツイートした。

 ダニエル・エバンズ(イギリス)はBBC(英国放送協会)に対し、大会の計画について「悪い見本」だとコメントした。

「こう言っては何だが、選手たちのパーティーを開いて皆で踊ったりということをやるべきだとは思わない」とエバンズは問題点を指摘し、「自分が主催した大会でどのようにしてそのような事態が起こったのかについて、彼(ジョコビッチ)は責任を感じるべきだ」と私見を述べた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はイギリス・ロンドンで行われたエキシビション大会でのダニエル・エバンズ(イギリス)(Getty Images)

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