ジョコビッチ主催「アドリア・ツアー」の残りは中止に

世界ランク1位のテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は火曜日、彼と妻のエレナさんが新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断されたと発表した。

 彼はこの週末、自身と家族の企画でセルビアとクロアチアで開催したチャリティ大会「アドリア・ツアー」でプレーしており、この大会ではソーシャルディスタンスなどコロナ関連の予防措置は取られていなかった。

 ジョコビッチはセルビアのベオグラードとクロアチアのザダルの大会に出場したあと、ウイルス検査で陽性と診断された4人目の選手となった。彼以外の3人は、グランドスラム大会準決勝進出3度のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、元世界12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)とビクトル・トロイツキ(セルビア)だ。

 一方で同大会に出場していたドミニク・ティーム(オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、マリン・チリッチ(クロアチア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は検査を受けたが陰性だった。

 バルカン諸国を巡るこのツアーの次戦はボスニア・ヘルツェゴビナのバニャ ルカ大会だったが、残りはすべて中止となった。

 火曜日に自身のSNSを更新したジョコビッチは、「大会はすべての健康面の手順を満たし、開催する地域の衛生環境は良好であると我々は信じていました。最終的に慈善的な目的のために人々が団結することを意図していました」と説明し、「我々は間違っていた。時期尚早だった」と反省の弁を述べた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「アドリア・ツアー」ベオグラード大会の表彰式の様子(Getty Images)

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