USTAが不満の声に応え、USオープンで車いすテニス開催へ
今年は車いすテニスを除外するという原案にアスリートから不満の声が出たことで全米テニス協会(USTA)はプランを変え、規模を縮小した来たるUSオープンに車いす競技が含まれることになった。
USTAは水曜日、車いすテニスはUSオープンの最後の4日間(9月10~13日)にフラッシングメドウで行われると発表した。
この変更についてUSTAはニュースリリースの中で、車いすアスリートのグループや国際テニス連盟(ITF)との数回に渡るビデオ会議をこの1週間で行った末に実現されたと明かした。
これを受けて今年のUSオープンの車いすの部では、男女のシングルスとダブルスおよびクァード(重度障害者クラス)のシングルスとダブルスが行われることになった。車いすアスリートは、9月7日から大会会場にアクセスすることができる。
アメリカでテニスを監督するグループは先週の金曜日、最初にニューヨークでの車いすテニスをキャンセルすることを決める前に車いすアススリートに相談するべきだったということを認めていた。
実際に話し合いが行われたのは、USTAが新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中でのUSオープン開催プランを発表した2日後のことだった。USTAの当初の計画では、よりソーシャルディスタンスを取りやすくするために会場内の人数を制限する目的でいくつかの種目を減らすことが含まれていた。
縮小開催となるUSオープンの最初の設定では、シングルスの予選、ミックスダブルス、ジュニアと車いすの部は完全に削除され、男子と女子のダブルスはそれぞれ半分の32ドローになるというものだった。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のUSオープンでの国枝慎吾(ユニクロ)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)
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