マレーは3位決定戦を棄権も復帰戦の出来には満足 [バトル・オブ・ブリッツ]
イギリスで行われていたエキシビション大会『バトル・オブ・ブリッツ“イギリス人の対決“』が終了し、決勝は世界ランク28位のダニエル・エバンズ(イギリス)が同44位のカイル・エドマンド(イギリス)を6-3 6-2で下して優勝を飾った。
この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックで海外渡航がままならない中、イギリス人選手に国内での競技の場を与えるために考案された大会だった。
アンディ・マレー(イギリス)はこの日3位決定戦をプレーするはずだったが、脛骨(膝と足首の間の骨)の痛みのために試合を断念した。彼はそこで、世界77位のキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦することになっていた。
元世界1位だが大手術と回復のための休止期間を経て現在129位のマレーは、前日に自国の現ナンバーワンであるエバンズに強い印象を与えながらも6-1 3-6 [8-10]で敗れていた。終盤に体力低下の兆しは見て取れたものの、マレーは今大会での自分のプレーぶりに満足していると語った。
「僕のテニスは変わらずそこにある。かなり長いこと、高いレベルを維持することができた。僕にはただ、もう少しトレーニングが必要なだけだ」
腰に手術を受けたマレーにとっては、これが今年初の大会参加だった。
3位決定戦はマレーが棄権したため世界273位のジェームズ・ワード(イギリス)が代役としてノリーと対戦し、ノリーが6-3 7-5で勝利をおさめた。マレーはこの試合で、ワードのコーチを務めた。(テニスマガジン)
※トップ写真はアンディ・マレー(イギリス/右)とジェームズ・ワード(イギリス)(Getty Images)
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