ATPがパンデミックの影響を考慮しランキングシステムを一時的に変更

ATP(男子プロテニス協会)が月曜日、ツアー再開後のATPランキングの計算方法について発表した。男女のプロテニスツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断しており、世界ランクは3月16日付で凍結されている。

 8月のツアー再開を見越し、ATPは過去52週間の「ベスト18(成績のよい18大会)」の結果に基づいて決められていたものを22ヵ月(2019年3月~2020年12月)の期間で算出する方法を提示した。同期間内で同じ大会を2度プレーした場合、どちらかの結果のみをカウントする。

 これにより凍結されている3月16日付のポイントは、2020年によりよい結果を出さない限り変化することはない。従ってパンデミックによる渡航制限などで再開後のツアー参戦が難しい選手は、無理に出なくても現状を維持することができる。

 ランキングシステムの一時的な変更は、4つのグランドスラム大会と国際テニス連盟(ITF)を交えて協議した上で決められた。2021年シーズンも引き続きCOVID-19の影響を受ける場合、さらに検討されることになる。(テニスマガジン)

※写真はイメージ(Getty Images)

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