新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより大会を中止したにも関わらず、ウインブルドンは1250万ドルの賞金を620人のプレーヤーに支払うことを決めたと金曜日にオールイングランド・クラブが発表した。

 保険会社に問い合わせたあと、クラブのオフィシャルは大会が中止にならなかった場合に本戦でプレーしたはずだった256人のプレーヤーたちがそれぞれ2万5000ポンドずつを受け取り、予選に出場できるはずだった224人の選手たちは1万2500ポンドずつを受け取ることになると明かした。

「大会キャンセル決定の直後から、我々は例年ウインブルドン実現を支えている人々をどのように援助できるかに注意を向けました」とオールイングランド・クラブの最高責任者(CEO)であるリチャード・ルイス氏は説明した。

 加えてダブルスをプレーするはずだった選手が6250ポンドずつ、車いすの部でプレーするはずった16人の選手たちが6000ポンドずつ、また車いすテニスのクァード(重度障害者クラス)でプレーするはずだった4人はそれぞれ5000ポンドを受け取ることになる。

「どうなるか分からない不確かな数ヵ月が、これらの人々にとって非常に不安な時期だったことは分かっています。選手たちの多くは、この期間中に財政的困難にも直面しました。彼らは自分の世界ランクに応じ、ウインブルドンで賞金を稼ぐ機会を期待していたはずです」とルイス氏は語った。

 今年のウインブルドンはパンデミックにより、4月1日に開催中止(戦争以外では史上初)が決まっていた。テニスでもっとも古い歴史を持つ同大会のキャンセルは、第二次世界対戦中だった1945年以来のこととなる。

「我々が保険契約していたおかげで、大会中止によるプレーヤーたちへの打撃を認識することができたました。2020年ウインブルドン出場権を獲得できるところまでランキングを築くことに注ぎ込んだハードワークへの報酬として、この手当てを提供できる立場にいることを私たちはうれしく思っています」とルイスはコメントした。

 クラブはまた、2002年から使われてきたグラスコートでの成績を加味した独自のシード順位の決定方法は「満期を迎えた」と発表した。2021年から男子シングルスのシード順位はランキングのみによって決められるとクラブは明言したが、女子に関しては今のところ変更の予定はない。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はウインブルドンの会場となるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(Getty Images)


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