コリンズがプロトコル違反でワールドチームテニスから離脱

アメリカ・ウェストバージニア州ホワイトサルファースプリングスのグリーンブライアーで開催されている男女混合プロテニスリーグ「ワールドチームテニス(WTT)」に出場していたダニエル・コリンズ(アメリカ)が、リーグの新型コロナウイルス(COVID-19)に関するプロトコルを破ったためチームから除外された。

 WTTの最高経営責任者(CEO)であるカルロス・シルバ氏は、コリンズがリーグの3週間のシーズン中にすべての試合を行うグリーンブライアーを去り、ウェストバージニア州を離れたと明かした。

「プロトコルは選手、コーチ、スタッフの健康と安全を守るために導入され、繰り返し何度も伝えていました」とシルバ氏は説明した。

 26歳のコリンズは2019年オーストラリアン・オープンでノーシードから4強入りを果たし、世界ランク自己最高23位をマークした。

 現在世界51位のコリンズは、今回のWTTでオーランド・ストームズに所属していた。今年のWTTはパンデミックを理由にアメリカ各地を転戦せず、7月12日から8月2日まで9チームをひとつの会場に集めて行われている。

 男女のプロテニスツアーはパンデミックにより3月途中から中断していたが、8月から再開される予定となっている。しかしWTTはツアー公式戦とは違ってATPやWTAのランキングポイントは得られない代わりに、独自の取り決めで大会を開催することができる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は5月にアメリカ・フロリダ州ウェストパームビーチで行われたエキシビションマッチでのダニエル・コリンズ(アメリカ)(Getty Images)

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