10月から11月にかけて中国で開催される予定だったWTAファイナルズを含む男女全11大会が、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを理由にキャンセルされることになった。

 中国の国家体育総局は今月、2022年冬季オリンピックに向けたテスト大会を別として今年の残りの期間に国際的なスポーツイベントを開催しない方針であることを発表していた。男女のプロツアーはこれらの大会を別の場所に移したりスケジュールを組み直したりする代わりに、そのすべてを中止することにしたと発表した。

「中国における我々の世界クラスの大会が今年開催されなくなったことを、この上なく残念に思います」とWTA(女子テニス協会)の会長兼CEOであるスティーブ・サイモン氏はコメントした。

「しかしながら我々は、下された決断を尊重します。そして来季に、可能な限り早く中国に戻っていきたいと強く願っています」とサイモン氏は続けた。

 WTAは7つの女子大会を中止し、ATP(男子プロテニス協会)はアジアで唯一のマスターズ1000大会である上海を含む4つの男子大会をキャンセルした。

「このパンデミックを通しての我々のアプローチは、大会開催に関しては常に現地のガイダンスに従うというものでした。この前例のない地球規模の状況に対し、国のために最善を尽くすという中国政府の決定を我々は尊重します」とATP会長のアンドレア・ガウデンツィ(イタリア)は語った。

「今年は中国でATPトーナメントが開催されないことを発表するのは、非常に心苦しいです」

 ATPは11月にロンドンで開催予定のATPファイナルズを含め、今年後半のツアーカレンダーの調整に引き続き取り組んでいく予定だと話した。

 男女のプロテニスツアーはパンデミックにより3月途中から中断しており、8月からの再開を目指している。しかしながらATPは今週、予選が8月13日から開始するはずだったワシントンDCの大会をキャンセルしていた。

 一方でWTAは、変わらずイタリア・パレルモで8月3日にスタートする大会でのツアー再開を計画している。

 次のグランドスラム大会は、ニューヨークで8月31日から開始となるUSオープンだ。フレンチ・オープンは従来の5月から、9月末に延期されていた。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真は昨年の「資生堂WTAファイナルズ深圳」の女子シングルス決勝の様子(Getty Images)


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