コロナ感染を危惧するガスケがパレルモの大会を批判

南フランスのムラトグルー・テニスアカデミーで行われた非公式大会「アルティメット・テニス・ショーダウン(UTS)」の際に、リシャール・ガスケ(フランス)がレキップ紙のインタビューに応じた。
 
 その中で彼は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中でのUSオープンに関する展望を語るとともに、今週スタートしたWTAツアー公式戦のパレルモ女子オープン(WTAインターナショナル/クレーコート)の対応について「絶対的にひんしゅくだ」と批判した。

 USオープンに行くつもりかと聞かれたガスケは、「開催されれば行くつもりだ。(ウイルス感染のリスクについて)飛行機の中が危険かもしれないが、ニューヨークの隔離地帯のほうが8月の南仏より危険は少ないと思う。南仏でレストランやビーチに行くよりはね。ニューヨークの選手専用ホテルの中は、地球でもっとも安全な場所のはずだ」と話した。

 アシュリー・バーティ(オーストラリア)やニック・キリオス(オーストラリア)などがUSオープン欠場を決めたことを指摘され、「僕はニューヨークに行くことを恐れてはいない」と答えたガスケは、「重要なのは、テニスの大会をすることで人々の命を危険にさらさないようにすることだ。皆が検査を受け、着いたらまた検査し、ニューヨークを離れるときにもまた検査するというふうにすれば。USオープンが安全確保のために最善の努力をするよう願っている」と話し、感染予防措置への高い意識を見せた。

 折しも8月1日にはパレルモ女子オープンの予選開始前にウイルス検査で陽性を示した選手がひとり出たが、大会は予定通り実施されるとの発表があった。大会は選手の名前を明かさず直ちにドローから除外し、彼女と接触のあったものは皆テストを受けたと説明している。

 このような状況の中でフレンチ・オープンの開催が可能か懸念していないかと聞かれたガスケは、「2020年にはもうプレーしないという選択肢もまだ残されているし、シーズンが再開しないというのもあり得ることだ。決めるのは政府だよ。ワクチンができない限り、そんなふうにやっていかなければならない」と続け、パレルモの対応について「パレルモで選手が観光客と同じホテルに泊まっているというのは、まったくもってひんしゅくだ」と批判した。

「WTAが何故そんなことを受け入れ得るのか理解できない。もし大会を行うなら、ホテルは100%選手とスタッフ専用とされるべきだ。それが出来ないなら大会をキャンセルすべきだよ。僕はその(パレルモでの)やり方は普通じゃないと思う。選手が他の一般客と接触し得るなんて大問題だ。WTAがそんなことを許しているなんてクレイジーだよ。USオープンでは完全な隔離地帯を作り、大々的な予防措置が取られなければならない」(テニスマガジン)

※写真は昨年のモントリオールの大会でのリシャール・ガスケ(フランス)(Getty Images)

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