ディフェンディング・チャンピオンのラファエル・ナダル(スペイン)が火曜日、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを理由にUSオープンをスキップすることを決めた。この決断により、彼はロジャー・フェデラー(スイス)が持つグランドスラム大会優勝回数の記録に追いつくチャレンジを一旦先送りすることになる。

 ナダルはスペイン語と英語によるツイッターへの投稿を通し、自分の決断を説明した。

「世界的に状況は非常に難しくなっており、COVID-19の感染者数は増えつつある。我々はまだ、状況をコントロール下には置いていないように見える」とナダルはコメントした。

 34歳のナダルは8月31日からニューヨークで始まるグランドスラム大会に出場しないことについて「決して下したくなかった決断」と表現したが、今は「旅をしないほうがよいと感じた」と言い添えた。

「ラファはテニス界でもっとも偉大なチャンピオンのひとりであり、我々は彼の決断をサポートします」と今年から新しく大会ディレクターに就任したステイシー・アラスター氏は理解を示した。

 女子世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は、すでにUSオープンを欠場すると発表していた。

 全米テニス協会(USTA)は火曜日のエントリーリスト発表に際し、2019年女子チャンピオンのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が――少なくとも現時点では(選手はプレーが開始するまで出場申し込みを取り下げることができる)――エントリーしていることに言及したが、ナダルについては何も触れなかった。

 男女のプロテニスツアーはパンデミックにより3月途中から休止されていたが、今週のパレルモ女子オープン(WTAインターナショナル/クレーコート)から再開した。男子ツアーの最初の大会は、今月後半に予定されている。

 USオープンをスキップするというナダルのプランは、9月に予定されていたマドリッド・オープンがパンデミックを理由に中止を決めた直後に発表された。

「プレーなしで4ヵ月の休止があったあと、今年の縮小されたテニスカレンダーに無理があることは分かっていた」とナダルはツイートした。「僕は理由を理解しているし、それを実現させるために彼らが注ぎ込んだ努力には感謝している」。

 昨年のフラッシングメドウでのスリル溢れる決勝で、ナダルは4時間50分の闘いの末に7-5 6-3 5-7 4-6 6-4でダニール・メドベージェフ(ロシア)に競り勝った。その勝利は彼に4つ目のUSオープン優勝杯とグランドスラム通算19勝目となるのタイトルをもたらし、彼はフェデラーの保持する最多記録まであとひとつと迫った。


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