セレナがサカーリに喫した敗戦を「最低な男とのデート」にたとえる [ウェスタン&サザン・オープン]
WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額225万829ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第3シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)はリードに次ぐリードを無駄にしてしまった。そのためまたも試合がフルセットにもつれ込んで驚きの敗戦への過程で弱った脚がケイレンを起こし始めたとき、それは自分のせいだと彼女は考えた。
「試合が終わって勝ちはしたけど脚がすでに疲れきっていて、これからもっと疲労していくだろうと分かっているというのはメンタル的に厳しいものよ」とセレナはコメントした。「私は自分で悪い状況に身を置いてしまった。それは最低だとわかっている男とデートするようなものよ」。
その試合でセレナはポイント間に時間をかけ過ぎていると注意を受け、フラストレーションを露わにした。それから第2セットをタイブレークの末に落としたあと、彼女はラケットを放り投げた。その火曜日の夜に第13シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に7-5 6-7(5) 1-6で敗れた試合で、彼女は最後にはかなりおとなしく戦いを終えた。
これはセレナにとって、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる休止期間を経てプロテニスが再開してからの5試合目だった。彼女はそのすべてでフルセットを戦い抜き、戦績は3勝2敗となった。この日のサカーリに対する結果は、来週から始まるUSオープンに向けて幸先のいいニュースとは言い難かった。
「ここまでやってきたようなプレーをして、ポジティブな気持ちを保ち続けるのは難しいわ。そして1週間に9時間もプレーするというのは、ちょっと多すぎね。私は通常、こんなふうにはプレーしていない」とセレナは語った。
「文字通り、私はあの試合に勝っていて然るべきだった。言い訳の余地はないわ。厳しくはあったけど、私は勝つチャンスを本当にたくさん手にしていた。こういった試合でふたたび勝ちきるためにはどうしたらいいか、その答えを見つけ出さなければならないわ」
この大会は本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で管理された環境を生み出すために今年は例外的にUSオープンの会場であるUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われている。このふたつのハードコートの大会は無観客で行われ、異例のダブルヘッダーを形成している。今季のグランドスラム2大会目となるUSオープンは、8月31日に開幕する。
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